過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】終
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42: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/05/20(水) 00:07:03.85 ID:JBJuCd+m0

あさひ姫「こうして、石田様の良さがみなみなに伝わっていくわけなのですね」

あさひ姫「今度はこうして一人一人の御手元に形として残っていく――――――」

佐和山城「元々 あやつが来てから、この萬紫苑城には目新しい生活品に囲まれるようになったからな」

佐和山城「殿もそれに合わせて、以前から始めていた竹細工の工芸品に磨きがかかるようになったことだし、」

佐和山城「『りぞーとまんしょん』――――――まあ、自分専用の別荘が完成したことを喜んでおられていたな、この前」

あさひ姫「そうですね。私が唐津の二里松原で最初に見た萬紫苑城とはずいぶんと変わりました」

福居城「そうだったな。まだあれから1年も経たないのに、ここまで本城の内装が様変わりしていったのには驚いたよ」

佐和山城「ああ。機能性に富んだ【未来】の生活様式を導入して、とても暮らしやすくなったものだ」


佐和山城「だが、――――――【未来】か」


あさひ姫「どうしました?」

福居城「珍しいな。そういった顔を見せるのは」

佐和山城「いや、な? 石田少将というもう1つの基準ができたことで、」

佐和山城「我らが殿のことが前よりもずっと理解できてきた気がして」


佐和山城「………………石田少将ですら孤高を貫けぬのに、それより未熟な殿はこれまでさぞ辛かったろうな」


福居城「……どういうことだ?」

佐和山城「殿は最初に過去の【関ヶ原】に来て、私は【姉川】からの付き合いで、北ノ庄城――――――福居城は【稲生】からだったな」

佐和山城「そして、姫様と石田少将は この【寛永時代】でめぐりあうことになったが…………」

佐和山城「あの石田少将ですら、【今の時代】に不満がありながらも自分にやれることを精一杯やろうとしている――――――」

佐和山城「一方で、殿はようやく得た同志を【元の時代】に送り出そうと一層 力を入れて日々を送っておられる――――――」

佐和山城「だから、いずれ石田少将はこの萬紫苑城から去っていく運命なのだろう」

福居城「それは……、そうだな。寂しいものだな」

あさひ姫「…………はい」

佐和山城「だが、それを見据えて、我々【城主】である殿の家臣たる【城娘】として、やっておかねばならぬことができた」

福居城「…………?」

あさひ姫「……そうですね。それをしないと石田少将も安心して旅立てないのではないかと思います」

福居城「…………姫様?」オロオロ

福居城「わからん…………結論を言ってくれ、佐和山城」

佐和山城「わかった。簡潔に言うならば――――――、」


佐和山城「…………私たちに石田少将の代わりが務まるのかという話だ」


福居城「あ……!」

あさひ姫「………………」

佐和山城「やはり、殿は寂しさを埋めるように今まで我々に接していたのだろうな……」

佐和山城「殿にも親や兄弟、友人が【殿の時代】にいただろうに――――――」

福居城「それは――――――確かに、そうだったのかもしれぬ」

福居城「【稲生】からの付き合いで、それ以前のことは詳しくは知らないが、【関ヶ原】の最初の頃は相当 荒んでいたらしいしな…………」

佐和山城「私も【関ヶ原】の後だったからなぁ…………」

福居城「そうか。それは確かに、正月ぐらいには親元に帰してやりたいものだ……」

あさひ姫「……そうですね」



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