過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】終
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41: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/05/20(水) 00:06:01.24 ID:JBJuCd+m0

福居城「私も石田少将には借りがある」

福居城「私は霧島遠征には出ていないから 実質的に天草に来てからは、実際 世の中が太平の世となって【兜】との戦いの日々も遠のいて、」

福居城「戦うことで私を拒み続けた者すべてを見返す機会が失わてしまったようで独り寂しく時代に取り残されていた感じがしていたのだが、」

福居城「今では、こんな無骨な私でも それなりに太平の世を楽しむことを覚え始めたよ」

あさひ姫「どういった感じにですか?」

福居城「ああ。石田少将の趣味の扇作りを少しな」

佐和山城「え」

あさひ姫「まあ」

福居城「最初に声を掛けられて退屈凌ぎに始めたのだが、石田少将の職人芸には目を奪われたよ」

福居城「私が扇の骨を留める要をつけるのに手間取っている間に、石田少将は同じものを3つ4つ完成させていて――――――、」

福居城「それで、できた扇のうち いくつかを『ヲシドリ』に好きに描かせて微笑んでいる様子が妙に心に残っていてな……」

佐和山城「…………そういえば、二条城のやつが“大一大万大吉”の扇を持っていたのはそういうことだったのか」

あさひ姫「そうですか」フフッ

佐和山城「どういうことだ? 石田少将のやつは、まさか自分が嫌っていた石田治部の“大一大万大吉”を広めるつもりなのではあるまいな?」

福居城「まあ、手伝っていたからわかるんだが、――――――納得がいくものができるまで作っていたようだから、かなり余っていてな?」

福居城「作り方は教わったから、後は好きに使っていいって――――――こんなにたくさんもらってな?」スッ ――――――懐から4つも扇を取り出す!

あさひ姫「ホントにたくさん――――――そして、個性があっていいですね」ニコッ

佐和山城「う、う〜む……(あまり絵心があるとは言えないものだが、これはこれで見ていておもしろいが…………)」

福居城「なかなか楽しいものだぞ、扇を作るのも」

福居城「これは石田少将からもらったものなのだが、この骨の中に小筆と墨汁が入っていてその場で使える記録簿ってことでなかなか重宝している」

福居城「これは『ヲシドリ』が描いたものでな、何を描いているか まったくわからないが、見ていて和むものがある」

福居城「それから、こっちのは――――――!」ウキウキ

佐和山城「そうか。それはおもしろそうだな」

佐和山城「『余っている』といったな? 私にもよこしてくれ」

あさひ姫「私にもお願いします」

福居城「ああ。まだまだ余っているからな!」




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