17:名無しNIPPER
2015/05/20(水) 14:14:05.62 ID:L3rJNf0F0
  
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 ――― 
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 響「――わあああああああああああああああああああああああああ!!」ガバァッ 
  
 響「ハァ、ハァッ!」ゼーハーゼーハー 
  
 響「ハァ……はぁ……」ドクンッドクンッ 
  
 響「ゆ、夢……なのか?」 
  
 響「……」ダクダク 
  
 ――ドッドッドッ 
  
 響「ひっ!?」 
  
 響(足音!?) 
  
 ガザッズススススス…… 
  
 響(襖戸が開く……!) 
  
  
  
 鳳翔「響ちゃん!! 大丈夫!?」 
  
 響「ほ、鳳翔さん……?」 
  
  
 橙色の淡い光を放つ豆電球の下に、《鳳翔》の輪郭を捉えた。 
  
 彼女が、天井の照明器具から垂れた電源の紐を下へ向けて引っ張る。 
  
 カシャン。カシャン。カチリ。 
  
 硬く短い音が3回鳴った後、パッと白い明かりが点く。 
  
 先程とは打って変わって、相手の表情をハッキリと捉えられる明るさになった今、 
  
 その直前まで彼女がどのような顔をしているのかが分からず恐怖していた自分が 
  
 以前より重ねて恥ずかしくなるぐらい 
  
 『自分の身を案じてくれているのだ』と、はっきり分かるような優しい顔が見える。 
  
  
 鳳翔「ひどい汗じゃない。顔色も悪いわ……」 
  
 響「ほうs……ゲホッゴホッゴホッ」ゼーゼー 
  
 鳳翔「喉が乾いているのね。ちょっと待っててね、すぐ水を持ってくるわ」 
  
  
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