過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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60: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:21:19.12 ID:U2lmlz600
書類の山に一区切り。
小休憩も兼ねて執務室を出て、しばらく歩いた廊下の先で焦り声を耳にした。

足柄「だーいじょうぶよ。すぐに汗の処理もするし、兵装だって煤が付いてるだけだから」

以下略



61: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:22:27.66 ID:U2lmlz600
砲撃か、被弾か。
どちらにせよ暴発と言う可能性を除けば、準戦闘行為以上の事が無ければ炭素屑が発生しようがない上に、その炭素屑を付着させているの

はよりにもよっての足柄である。
『餓えた狼』こと妙高型重巡3番艦の足柄である。
以下略



62: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:23:06.03 ID:U2lmlz600
声の距離から考えて、そう遠くでもない。
そろそろ鉢合せるだろうと見積もり、角で待ち伏せる。

五月雨「ですから、足柄さ……わあっ、提督!?」

以下略



63: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:23:45.57 ID:U2lmlz600
提督「五月雨、ちょっと」

五月雨「ダ、ダメェッ! ダメですっ!」

提督「足柄も話を聞かせぇぶっ!?」
以下略



64: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:24:38.81 ID:U2lmlz600
顔面全体を温く柔らかいものに圧迫されているようで、開いたままの口では上手く音を紡げない。
上半身も何やら前かがみにさせられ、更には頭全体が何かそれなりの太さの物にがっちりと固定されている。

五月雨「だから言ったのに! ちゃんとして下さいって言ったのに!」

以下略



65: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:25:25.44 ID:U2lmlz600
五月雨「とにかく足柄さんは――!」

提督「は、はみだえ。ひょっと」

五月雨「――ひぅっ!? ちょ、提督、喋らないで……っ!」
以下略



66: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:25:58.38 ID:U2lmlz600
足柄「どーでもいーけど、五月雨ちゃん。提督、苦しそうよ?」

五月雨「し、仕方ないですっ! 足柄さんが私の言うこと、聞いてくれないんですからっ!」

足柄「私のせいなの……?」
以下略



67: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:26:52.32 ID:U2lmlz600
どうやら俺の推測は正しいらしく、確かに後頭部からがっちりと顔面を押さえつけられているこの状態では、あまり吐くも吸うも自由でない。
正直、鼻がつぶれ、口も思い通り動かないこの状況。
なかなかに息苦しいし、ついでに言えば体勢も辛い。
近くの五月雨に、なるべく腕が当たらないようにばたばたと身振りのみで抗議の意を示すが、どうやら彼女に俺の意図は通じていないらしく、更に頭部への締め付けがきつくなっただけだ。

以下略



68: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:27:31.06 ID:U2lmlz600
そう言って五月雨は普段以上のポテンシャルでもって、俺の力に抵抗して一層締め付けを強くする。
五月雨がこうまで冷静さを失っている理由は、十中八九、一緒にいる足柄にあるのだろうが、正直こちらもそれどころではない。
何だか段々後頭部が痺れてきて、ついでに末端の感覚も鈍くなってきた。

五月雨「後で装備の手入れしたら、ちゃんと部屋に戻るから。だから先に、ね?」
以下略



69: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/08(月) 15:28:16.19 ID:U2lmlz600
五月雨「んひゃぁっ!?」

背に腹は代えられないと腹を括り、布越しに思いっきり空気を吸い込む。
ギリギリまで絞られた肺胞全てを満たすには到底足りないが、とりあえずのエネルギーの確保は達成された。
そしてその副次的効果として
以下略



70:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 15:28:51.29 ID:JoNOniy/O
>>68
これ逆だよな
足柄がダメなんですーとか言ってて吹いたわ


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