過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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74:名無しNIPPER[saga]
2015/05/22(金) 21:53:02.71 ID:VWWrYmzqo

最後に沙織を見る。桐乃はいつの間にか泣き止んでおり、それでも気まずいのだろう俺から顔を背けていた。
俺が口を開くより先に沙織が語りだした。

沙織「わたくしも京介さんをお慕い申しておりました」

京介「えっ」

桐乃「えっ」

黒猫「何ですって」

沙織「ですけれど、わたくしはきりりんさんや黒猫さん、ましてやあやせさん程の強い想いを持っている訳ではありませんでした」

沙織「京介さんに拒絶されるのが怖かったわたくしは、結局、沙織・バジーナの眼鏡を最後まで外せませんでした」

沙織「今伝える事が出来ただけでわたくしは満足です。ですから京介さんは、お気になさらず先にお進みくださいませ」

沙織「きりりんさんと黒猫さんの事はお任せください。あと、あやせさんの相談に乗れなくて申し訳ありません」

京介「……ありがとう沙織。お前は本当にいいヤツだよ。これからも頼る事があるだろうけど、よろしくな!」

沙織「はい」

京介「俺はこれからあやせの所に行ってくる。スペアキーを置いておくので、適当に郵便受けにでも入れておいてくれ」

沙織「行ってらっしゃいませ」

京介「じゃあな!」

桐乃黒猫沙織「……」

「あーあ、振られちゃった」

「でも後悔は無いわ」

「そうですな。言うべき事はきちんと伝えられたでござる」

「どうする? また残念会やる?」

「それも良いわね」

「それでしたら拙者良い場所を知ってるでござるよ!」

「んじゃ行こ! あ、でもその前にーっと」

「……」

「……」

「……」




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