過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
↓ 1- 覧 板 20
820:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 22:40:36.37 ID:mtsPCWwPo
予兆
彼女たちとも学友とも時間が合わなかった俺は、珍しく一人だけで昼食を摂っていた。
同じ大学だからってあやせや黒猫、麻奈実が常に側にいる訳ではないけど、それでも誰ともかち合わないって久々だ。
折角だから普段はあまり食べられない物でも選んでみるかな? 最近あやせや麻奈実が俺の健康に前にも増して気を遣うようになり、弁当だったり野菜メインの定食だったりで、こってり系はなかなか口にする機会が無いんだよ。
カツ丼にしようかな、ラーメンも良いな。唐揚山盛りとか捨て難い。
うん、男はやっぱカツ丼だよな!
京介「ごちそうさま」
「すみません、少しいいでしょうか?」
飯を終えた丁度のタイミングで、対面に座って来た見知らぬ女の子に声をかけられた。
京介「あ、ああ。良いですよ。えっと、あなたは?」
「あ、いきなりごめんなさい。あの、お話があるんです。場所を変えてもいいですか?」
京介「食べ終えた所なので問題ありませんよ。どこへ行けば良いんですか?」
外のベンチでお話ししましょう、と立ち上がる女の子に付いて行く。
歩きながら自己紹介をされたが、やはり名前に聞き覚えはなかった。大学に入りたての一年だってさ。あやせの関係だろうか?
京介「俺は高坂京介。四年だ。後輩なら敬語じゃなくて良いよな?」
「はい、その方がわたしも話しやすいのでお願いします」
1002Res/1042.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。