過去ログ - 鳥海「司令官さんが木曾さんを冷遇している?」
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38: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/06/06(土) 11:48:54.17 ID:Fe+HFK8E0


 私たちの艦隊は帰投すると島風さんと暁さんは艤装の修復のために修理ドックに向かい、私を含め他の者は汗を流すことになります。
 夜間のこの時間は大浴場は使用できないので、必然的に個室のシャワーしか選択肢がありません。
 その後、小休止として間宮さんの用意してくれた夜食を頂き、全員が作戦室に集められたのは日付が変わるまでもう三十分もないという頃でした。
 控えめな灯火に彩られた作戦室では中央の海図台を挟む形で、奥に司令官さんと高雄姉さん。入り口側に私たちという形で、特に申し合わせたわけじゃないけど海戦の時と同じ分かれ方になっていました。
 作戦室には他には夜間当直の妖精さんたちが壁際の通信機や電探網の番をしています。真面目にやっているか居眠りしてるのかは、ここからでは分かりません。

提督「遅くに集まってもらってすまないな。疲れているとは思うが最後までよろしく頼む」

 司令官さんは照明の淡い光を背中から浴びてるせいか顔には影があるようでした。
 姉さんは困ったような笑い方で横の方を見ていて、司令官さんもそちらを横目に一瞥する。
 それとなく視線を追うと原因は暁さんでした。
 この時間と戦闘の疲れもあるのでしょう、暁さんは船を漕いでいました。それもぐらぐら前後に大きく揺れながら。
 隣の響さんがそれとなく無言で暁さんの袖を引っ張りましたが。

暁「んあー?」

 効果はないみたいでした。
 どう見ても隠れてません。
 見かねたのか響さんが暁さんの耳元で囁く。

響「レディーは居眠りしないよ」
暁「れでぃーは……不眠ふきゅー……」

 暁さん流の言い方をすれば、レディーの振るまいとしてどうなのかと思いますが……。
 ちなみに潮さんも半分寝てるようですが、動きが小さいのと暁さんという格好のデコイがいるので目立ってません。
 島風さんも俯き気味だけど眠たいからではなく、さすがに少し暗くなってるようです。
 木曾さんは今回ばかりは我関さず、といった体でしょうか。



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