過去ログ - 【安価】剣術師「この剣が斬れないのは君だけだった───── 」
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18:名無しNIPPER[saga]
2015/05/25(月) 20:31:24.08 ID:QpWZT1aHO


    ザンッ!!

剣術師「……悪いけどこの先に用があるんだ」

剣術師「帰る理由も、帰る場所も無い身でね……苦労してここまで来たのだし、最後まで見たいんだ」


【旋律の中に隠されていた呪術の『核』を、遂に俺は斬り裂いた】

【直後に霧散する呪詛は、俺に何かを伝えようとする】



    『愚カナ……』

    『ナレバ、塔ヲ登ルガイイ』

    『願ワクハ……貴殿ノ剣ガ…………魔女ヲ……』



剣術師「……」

剣術師「魔女……だって…?」


【最後に響き渡った言葉に、俺は冷たい気配を覚えた】

【この塔の頂上には『魔女』がいるのだ】

【何者なのか、それは数分前まで戦い続けていた二人の魔女を思い出す】

【全ての元凶である『黒の魔女』は倒した……筈だ】

【だが、もう一人の魔女はどうなったのだろうか】


【これまでの旅では一度も聞いたことの無い魔女、名前も……その能力も、全てが謎の女】


剣術師「…………」

剣術師(この上に居るのか……?)


【俺は白の螺旋階段を登り続けていく】

【失い過ぎた血で濡れたコートを脱ぎ捨て、様々な道具の入った袋を放り捨てる】

【静かな塔の中で、崩れ落ちそうな体を動かして行った】





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