155:名無しNIPPER[saga]
2015/05/25(月) 21:57:43.80 ID:GtDeTynyo
灼「…………」
458兵たち「いっくのー!」
灼「この次は…」
灼(よし……これで……)
458兵たち「えへへへ!もういっぱーつ!」
灼「『わ…』」
灼(……完成……)
458兵たち「?」
パッカーン!!
灼が『わ…』と言ってから数秒後、どこからかボウリングのピンが倒れる音がした。
そして、その音と共に灼の全身に力が漲る。
458兵たち「ど、どういうこと?」
灼「……カウントダウン……私の新しい力を目覚めさせた」
鷺森灼の能力は一撃必殺。しかしその能力には弱点があった。
右手でしか使えないこと。
右手が濡れていたら無効になること。
直接性器か肛門に触れなければいけないこと。
これらはかなりの枷であった。
しかし〔リリース(Lilys×Release)〕を会得したことと、ある条件を満たしたことで灼はこの欠点を克服した。
ある条件とは、灼が口にした〔カウントダウン〕。
カウントダウンを宣言してから、一言ごとに語尾を1文字ずつ消していく。つまり、語尾の消失。
最初は1文字消去。次は2文字、そして3文字……と、語尾を消し続け、9文字まで消していく。
そして最後の10文字目に『私は鷺森灼』という定型文を発声――『わ…』とだけ言う――ことで発動する必要がある。
つまり、今回の場合は
『違う……今のは定型文……って……そんなこと言ってる場合じゃな(い)…』1
『安心して。私がなんとか(する)…』2
『わずら(わしい)…』3
『もう少ししたら倒して見(せるから)…』4
『!熊倉さん。逃げて。ここは私がなん(とかします)…』5
『はい。お(ねがいします)…』6
『っ……なかな(かやるね。キツい)…』7
『強力な攻撃だ(けど、負けはしない)…』8
『この次は(私の番だから)…』9
と語尾を消していった。
そして最後にもう一度、
『わ…(たしは鷺森灼)』10
という定型文を呟く。
625Res/1171.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。