過去ログ - 千早「みんなと笑って過ごしたくて……か」
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12: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 15:10:57.92 ID:baGQKCcJ0
マンションに着いて、仕事の服に着替えながら、
母の言っていたことを反芻していた。

ファンの人だとしても、どうして実家の電話を知っているのだろうか。
それに、1週間前からどうしてそんな電話が。母のことも何もなければいいけれど。
以下略



13: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 15:33:38.16 ID:baGQKCcJ0
「栄養は足りてます」

「ご飯にサプリメントでもかけてるんじゃ……お前」

「しませんよ、そんなこと」
以下略



14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 16:10:03.52 ID:baGQKCcJ0
そうだろうか。生きていくために、していることじゃないのか。
生きることは頑張ること、なんてどこかで聞いたような台詞が脳裏に浮かんだ。

「今の私なら、他になんて言いそうですか……?」

以下略



15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 16:11:14.36 ID:baGQKCcJ0
ここまで



16:名無しNIPPER[sage]
2015/05/26(火) 16:28:53.87 ID:zNZSG2XJo
乙です


17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 19:44:34.47 ID:baGQKCcJ0
「プロデューサー……」

「ん?」

「心配しないでください。私も春香も少し疲れてるだけですから」
以下略



18: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 19:57:24.76 ID:baGQKCcJ0
お人好しだと思う。そういう人種がいるから、世の中の身勝手な人間は許されているんだろう。

「そうね、その通り……」

「……私たち、みんなに心配かけてるみたい」
以下略



19: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 20:12:27.82 ID:baGQKCcJ0
そうやって、私を喜ばせる。
だから、思い上がってしまうのだ。
春香のせいだ。

「……春香」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 20:27:18.70 ID:baGQKCcJ0
春香は髪を洗い終えて、シャワーの栓を捻る。

「なんだろうね、それって」

髪から滴り落ちる水滴の合間から、
以下略



21: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 20:38:46.65 ID:baGQKCcJ0
お風呂ではしゃいで外に出た頃には、
プロデューサーも待ちくたびれた様子だった。

途中まで送ってもらって、
春香を駅まで送っていく途中のこと。
以下略



22: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 20:48:06.29 ID:baGQKCcJ0
次に眼が覚めると、白い天井と壁、シーツに包まれていた。

「……っ」

右手を支えに起き上がると、右肩に激痛が走った。
以下略



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