過去ログ - 勇者「見覚えのある世界」
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14:1 ◆oNDhRi.Qoo
2015/05/27(水) 03:16:45.28 ID:onT9fHc40
「……もしかしたら、こういう運命なのかもしれないな」

「はい?」

「俺がどう足掻こうと、お前は俺の目の前に現れて、こうして、俺はお前と手を結ぶ。どうあっても、そうなるって決まってるのかもしれないな」

「……何言ってんだか」

「デカい独り言だよ。気にすんな」

「なら、仕方ねぇや」


こうして、俺は剣士を仲間に引き入れた。

しかし、それでも俺は抗う事を諦めるつもりは無い。

それでも少し、ほんの少し真実を受け入れていたのかもしれない。

俺はこの時、握手を交わしながら俺は、今度こそこの男と、なんて、思ってしまったのだから。



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