過去ログ - 【咲-saki- 】京太郎「麻雀郷?」咲「そうよ、京太郎さん」【東方】
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17:名無しNIPPER[sage]
2015/05/28(木) 02:45:36.21 ID:Ridt1cI40
淡?「やっぱ変なスガキョンだな……まぁ、いいけどさ!」

くるりとこちらに身体を向け、弾けんばかりの笑顔で彼女は名乗った。

淡「私は大星淡!普通の100倍の魔法使いだぜ!」

京太郎「お……おう……」

淡「……なんだよぉ!相変わらずノリ悪いやつ!」

まるでさっきあった時のように頬を膨らませて、淡と名乗った魔法使い殿はブーたれていた。
……名前は変わっていない、性格もあまり変わってないように見えるが……本質的に何かが違うと、俺の心がざわめいた。
続いて、普段の咲ならあまりしないようなジト目でこちらを睨んでいる巫女が口を開いた。

咲「……私は宮永咲、『宮永の巫女』よ」

京太郎「……?宮永の巫女?」

なんだそりゃ?としか思えない謎の単語を、咲と名乗った巫女は常識であるかのように言った。
それに対して首を傾げるしか無い俺に、違和感を感じたのか、指を自分の口元にあてる巫女。
「これ異変かしら?」とか「でも京太郎さんだしな……」とか何かブツブツ言っているようだ。
不穏な感じがしたので、俺は更に踏み込んで聞いてみた。

京太郎「まあ、いいさ!それよりここって何処なんだ?」

淡「は?自分の店に何言ってんだよ。スガキョン頭でも打ったか?それとも打たれたか?」

京太郎「いや、違う、そうじゃなくて……」

俺が聞きたかったのは、残念だが彼女の言葉じゃなかった。
ぶっちゃけると、認めたくはないが……二人の言葉通りなら、俺もここの住人だったみたいだしな、認めよう(妥協)
すると、なんと聞きたかったことを巫女が言い当てた。

咲「『麻雀郷』」

京太郎「……は?」

『麻雀郷』……確かに彼女はそう言った。
それはこの店の名前と言う感じでは、間違いなく無い(なにせ雀卓の一つも置いていないのだから)
つまり……彼女が言っているのは……。

京太郎「麻雀郷?」

咲「そうよ、京太郎さん……この世界の名前は麻雀郷」

巫女がつかつかと俺の前までやって来ると、ジッと見つめてくる……その瞳は赤くて綺麗な、アイツの瞳だった。

咲「麻雀により少女たちが空を飛び、舞い、遊ぶ……そんな世界なんだから」

全ての始まりはここからだった……。
俺がこの世界で生きていく……その始まり……。
そう、何度も言うが俺はシクッたんだ。


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