過去ログ - 輝子「今日、私は少し、恋を知る」
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12:名無しNIPPER
2015/05/28(木) 21:06:19.61 ID:PN/tlU9u0
輝子「亜季さんは…その、最近アイドル活動は、楽しい?」ゲホッ
亜季「そうですね、楽しいですよ! P殿もやりがいのある仕事をどんどん取ってきてくださるので!」ゴホゴホ
ティータイム。
亜季さんが、お口直しの紅茶を入れてくれた。
おいしい。
向かい合ってソファに座っている、亜季さんと、私。
給湯室に目をやると、
机の上に、さっきの謎ドリンクのビンが見える。
ムラサキフウセンタケのような艶やかな色の液体は、まだ残っている。
亜季「…さきほどは本当に申し訳ありませんでした。ここまで酷い味とは知らず…っ!」
輝子「いや、い、いいよ、大丈夫…。でもホント、おいしくなかったね…」
ひどい目にあった。
亜季さんも一口で噴き出したし、
私もあやうく、ライブモードになりそうだった。
今も口にわずかに残る謎ドリンクの匂い。
ちょっとむせる。
亜季「…で、急にお仕事の話とはどうされましたか? 何か悩み事でも?」
輝子「あ、いやお仕事は、私も楽しくて…」
亜季「? すると他に?」
輝子「えっと、その…」
こんなこと聞いていいのかな。
いいよね? せっかくだし…ね?
輝子「…亜季さんは、こ、コイバナとか…そういうの、得意?」
亜季「ブフッ」
フヒッ…亜季さん、今日は噴いてばっかりだな。
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