過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」雪乃「勘弁してくれないかしら」
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11:名無しNIPPER[sage]
2015/05/29(金) 00:35:24.27 ID:s+6/IXfWo
そんな時ぴろぴろと誰かの携帯電話の着信音が聞こえた。俺の物の音ではなかったので雪ノ下の方を振り返ってみると、彼女も俺の方を見ていた。つまり俺たちのものではない、と。

見れば由比ヶ浜が携帯を取り出してポチポチやってた。ていうか、もの凄い速さで打ち込んでいる。

なんで扉は破壊せずには開けられないのに、その携帯は壊さないでポチポチ打てるんだろう……。これも報告書に書いておいた方がいいだろうか。

ふと由比ヶ浜の顔を見てみると、少々複雑そうな笑顔を浮かべながらため息をついていた。お前は軽いため息をついたつもりなんだろうけど、教室中に結構強めの風が吹き荒れているからやめてくれな? ほら、雪ノ下のスカート捲れ上がってるし。白か。

八幡「どうかしたのか?」

少々気になって、由比ヶ浜にそう尋ねる。

いや正直こいつがなんか悩みを抱えていようが心底どうでもいいのだが、かと言って俺たち奉仕部のいないところで変な問題を起こされると何故か俺たちの責任問題になりかねない。

なので、何かをするなら出来るだけ俺の目の届く範囲で動いてもらいたいのだ。いや、ほんとは動いてくれないのが一番なんだけどね?

結衣「……いや、ちょっと変なメールが来たから、うわって思っただけ」

よし、由比ヶ浜に変な刺激を与えた奴がいるって報告書に書いておこう。こいつにうわって思わせたら何が起こってもおかしくないって分かっていないのだろうか。


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