過去ログ - 艦隊これくしょん 〜艦これ〜  Bright:金剛
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253: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:00:21.46 ID:4oWYloGL0


大井が横須賀鎮守府近海でル級を撃破した翌朝、大鯨と祥鳳は遠征先から帰る支度を始めていた。

島の基地建設も無事完了し、もう潜水艦や軽空母の艦娘が滞在する必要はなくなったのだ。

二人が朝日に赤く染められた移動船に荷物を積めようとしていた時、ひとりの男が声をかけてきた。

「やぁ、お嬢さん! 今日で帰るのかい?」

宿泊に利用していた民宿の管理人・望月氏だった。人の良さそうな顔つきをした、ややふっくらした体つきの初老の男性である。

彼は以前深海棲艦の襲撃から艦娘に救われ、それ以来感謝の印として水上機基地建設の際に彼女達を住まわせていた。

同時に、彼は漁師でもあり、祥鳳や千歳達は毎晩美味しい魚料理を振舞って貰っていた。

「はい、短いあいだでしたがお世話になりました」

「ありがとうございました」

祥鳳と大鯨は丁寧にお辞儀した。

「そうか。じゃあ、お土産だ。持って行ってくれ」

望月氏は大きな発泡スチロールの箱を持ち出し、二人に手渡した。蓋を開けるとその中には秋刀魚が大量に詰められていた。

「で、でも…。悪いですよ…」

「いいんだよ、君たちには命を助けてもらったんだからな! せめてもの感謝の気持ちさ。それに、艦娘さん達に釣りも手伝って貰ったからね!」

「えっ?」



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