過去ログ - 艦隊これくしょん 〜艦これ〜  Bright:金剛
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243: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:39:41.28 ID:Sa6I0Dlz0




私の嘗ての名前は志摩。10年前、深海棲艦の襲撃で両親を失った私達姉妹は親戚の家に引き取られた。
以下略



244: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:41:51.70 ID:Sa6I0Dlz0


一方、執務室では青葉と衣笠が伊吹提督と秘書官の赤城に定時報告を行なっていた。

「青葉、例の調査は上手くいっているか?」
以下略



245: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:43:30.71 ID:Sa6I0Dlz0


「あ、あの…。赤城さん…。大井さんは大丈夫なのですか?」

大井を心配した電は秘書官の赤城に相談することにした。
以下略



246: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:44:10.62 ID:uemN18r20

伊吹から大井の部屋の鍵を借り、球磨達は四階の北上と大井の部屋の前へと来た。

「大井、電達の練習はどうしたにゃ?」

以下略



247: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:46:37.70 ID:uemN18r20

チッ。

大井は舌打ちをした。だが、すぐにやらかしたと気づき、顔をあげて作り笑いを見せた。

以下略



248: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:49:00.52 ID:uemN18r20


冷たい潮風が吹く夜の波止場に大井はじっと座っていた。

今の横須賀鎮守府はいても辛いだけだった。誰も味方のいない所なんかにいるよりは、寒いこの場にいたほうがまだマシだった。
以下略



249: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:49:26.51 ID:uemN18r20


「でも、あの子は無人島に流れ着いて、一人で一週間持ち堪えていたんです。ずっと、私達が助けてくれると信じて…」

「だからなんだって言うのよ!」
以下略



250: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:51:26.63 ID:uemN18r20

「あ…、あの…。あの…」

「あら? 電ちゃん? どうしたの?」

以下略



251: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:55:05.76 ID:4oWYloGL0


大井が泣きながらおにぎりを食べ終えた直後、突如鎮守府全体に警報が鳴り響いた。

「深海棲艦発生! 場所は鎮守府のすぐ傍です!」
以下略



252: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:57:37.26 ID:4oWYloGL0


「深海棲艦…。私の仲間達に、教え子に、後輩に…。指一本たりとも触れさせないわ!」

高速で突進した大井は、ル級に対してありったけの砲撃を放った。
以下略



253: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:00:21.46 ID:4oWYloGL0


大井が横須賀鎮守府近海でル級を撃破した翌朝、大鯨と祥鳳は遠征先から帰る支度を始めていた。

島の基地建設も無事完了し、もう潜水艦や軽空母の艦娘が滞在する必要はなくなったのだ。
以下略



254: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:02:28.65 ID:4oWYloGL0

一瞬、千歳さん達のことかと思ったが彼女は酒を飲んだ後いつも朝まで寝ていたから違うはずだ。

潜水艦の艦娘達も交替で哨戒任務にあたっており、彼女たちにもそんな暇はないだろう。

以下略



255: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:04:44.04 ID:WeVl606f0

「漣ちゃんと曙ちゃんはどうしてここに?」

「休暇に秋刀魚を取りに行こうって、曙ちゃんに誘われたので。

以下略



256: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:06:20.81 ID:WeVl606f0
「ありゃ〜。もうあんな遠くに行っちゃいましたね〜。

では、お姉さま。漣はここで。困ったことがあったら、漣は地球の反対側からだって、キタ━(゚∀゚)━!って言いながら駆けつけますから」

「ふふ。ありがとう、漣ちゃん」
以下略



257: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:06:47.74 ID:WeVl606f0


祥鳳と大鯨が乗船した船が港を出発した頃、横須賀鎮守府は朝食の時間だった。その朝食の場で大井は開口一番に仲間達に頭を下げた。

「皆さん、これまでご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでしたっ!」
以下略



258: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:07:48.36 ID:WeVl606f0


朝食の後、大井と北上は伊吹に招集された。

「この馬鹿もんが!」
以下略



259: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:09:22.27 ID:WeVl606f0

だが伊吹はそんな甘い男ではなかった。

「北上、お前は一週間の謹慎だ」

以下略



260: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:10:00.50 ID:WeVl606f0



部屋を出た北上と大井は待ち構えていた暁や雷達駆逐艦の少女に囲まれた。

以下略



261: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 01:14:37.10 ID:140hjPes0


その日の夕方、金剛と比叡が退院して鎮守府に戻り、祥鳳と大鯨もその手に大量の秋刀魚を抱えて戻って来た。

当然、その日のメニューは秋刀魚となった。食堂全域に焼き秋刀魚の香りが充満し、窓をすべて開けないと匂いが篭るくらいだった。
以下略



262: ◆li7/Wegg1c[sage]
2015/11/05(木) 01:15:36.92 ID:140hjPes0
次回

平和になれば、いつか、きっと…


以下略



263:名無しNIPPER[sage]
2015/11/05(木) 18:05:59.65 ID:7cXqFdSsO
乙。しかしクマー分が足りない気がするなぁ


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