207:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 00:56:26.48 ID:B4Rc94yd0
如月「でも」
暗い思考の海に沈んだ所で、また如月ちゃんが言葉を漏らした。
気づかない内に逸らしていた目を、彼女に戻す。
如月「やっぱり優しい人、ですね」
僕の視界に映った如月ちゃんは優しく、そして嬉しげに微笑んでいた。
「いえ、僕は……」
如月「いいえ。番頭さんは優しい人です。今はっきりと解りました」
「え?」
首を傾げる僕に如月ちゃんは何も言わず、くすくすと笑うだけだった。
それがどうしてか解らず、ますます僕は首を傾げてしまう。
如月「如月が提督に出会う前に貴方に出会っていたら……もしかしたら貴方の事を好きになってたかも」
そして上目遣いでこう言う。……ここまで言ってくれるようなことなんかした覚えはない。
むしろ嫌われてもおかしくないような事をやっていた筈なんだけど……。
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