226:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:40:36.20 ID://ZnO+3Y0
矢矧「でも、嫌いじゃないわ。そういう人」
人間としてね、と付け加えてまた矢矧さんは笑った。
また恥ずかしいこと言われてますね。恥の多い人生を送ってきました。これからも送っていきます。
摩耶「いやぁモテモテだねぇ、番頭さんよっ」
ニヤニヤ笑いながら摩耶ちゃんが僕の背中を叩いてきた。いてぇ。
しかし、そこで何故か矢矧さんが目を薄く細め、にやりと笑った。
あっ、玩具を見つけた顔だ。
矢矧「あら?摩耶は番頭さんのこと嫌いなの?」
摩耶「……は?え、いや、ん、んなことねぇけど」
急に話を振られると、摩耶ちゃんは体をギクリと動かした。
アカンてそういう反応しちゃ。トラの前に肉をぶら下げたようなもんだから。
案の定それをトラ……じゃなくて矢矧さんが見逃すはずもなく、更に笑みを深める。うーん嗜虐的な笑みってこういう事をいうんだNE!
矢矧「じゃあ、摩耶も番頭さんのこと好きなのね」
摩耶「す、好きってなんだよっ!嫌いじゃないっていう話だろっ」
矢矧「え?だって嫌いじゃないってことは好きって事でしょ?」
摩耶「そ、そういうことじゃねーだろ!ば、馬鹿か!」
矢矧「じゃあ嫌いなの?」
摩耶「き、嫌いじゃねーって言ってんだろ!」
矢矧「じゃあ好きなのね」
摩耶「だ、だからぁ!」
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