227:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:43:52.44 ID://ZnO+3Y0
以下略。
多分矢矧さんが飽きるまであれは続くだろうなぁ。南無南無。
そんな中、瑞鳳さんは諦めたように二人を見守っていた。
228:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:44:37.30 ID://ZnO+3Y0
瑞鳳さんの提案は僕をはっとさせた。
皆で考える。そういう手もあったのかと。
それは至極当たり前のことで、最初に行き着いてもいい様な事だ。
229:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:45:19.09 ID://ZnO+3Y0
−−−−−−−−
夏だから日が高いとはいえ、彼女達の寮に着いた時にはもうすっかり日が落ちていた。
そのせいもあって食堂にいる艦娘達も疎らで、好きに席を選ぶことが出来た。
230:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:46:59.60 ID://ZnO+3Y0
矢矧「そうね。それじゃあ記憶を戻すことが出来れば問題は解決するわね」
瑞鳳「でもそれはちょっと現実的じゃないかも……」
矢矧「どうやったら記憶を戻すことが出来るかなんか判らないものね」
231:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:47:58.18 ID://ZnO+3Y0
その言葉に如月ちゃんははっとして、顔を伏せた。
つまり矢矧さんは違和感を理由にして、艦娘達が如月ちゃんを遠ざけていることが原因と言っているんだ。
232:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:49:36.55 ID://ZnO+3Y0
矢矧「記憶を戻すなんて不確定なことに頼るよりも、私たちが努力して近づいていくほうがよほど現実的だわ」
如月「……でも、また上手く話せる自信、ないです……」
233:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:50:24.37 ID://ZnO+3Y0
ふんすと息を噴きながら如月ちゃんは意気込む。
これでやることは決まったな。……結局僕何もしてないや。情けない。
でもこんなにすぐに解決方法を見つけるなんて。やっぱり矢矧さんは侮れない人だ。
234:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:51:57.71 ID://ZnO+3Y0
まさにそんな感じだった。どんな感じだといわれてもそんな感じなのだからしょうがない。
瑞鳳さんは困ったように頭を抱え、摩耶ちゃんは腹を抱えて笑った。
如月ちゃんにいたっては着いていけずぽかんとした表情を浮かべていた。
235:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:53:21.70 ID://ZnO+3Y0
−−−−−−−−−−−−−
「気持ち悪……」
236:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:54:48.79 ID://ZnO+3Y0
瑞鳳「あの……ね」
「うん?」
237:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:56:11.74 ID://ZnO+3Y0
なんとも頓珍漢なことを言っている。
自分で礼を言われることなんかしてないって言っておきながらお礼は後で、なんて。
結局僕達はそれから言葉を交わさなかった。
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