277:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 22:57:04.44 ID:QR7m/zbA0
提督「何故『弥生』と言った」
「昨日、如月殿より部隊の皆様に提督殿は装飾品をお送りになったを拝聴しました。それと酷似したものを身に着けていたためです」
278:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 22:59:38.58 ID:QR7m/zbA0
提督「だが、それはお前の推測に過ぎない。部隊の長として、推測と言うもので皆を危険に晒す訳にはいかないんだ」
「だから、不確定事項は取り除くと」
279:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:03:13.23 ID:QR7m/zbA0
僕の言葉に提督の目が泳ぐ。
途中で興奮しすぎてしまって僕も何を言ったか半分覚えていない。
でも事態は好転してきているみたいだ。
280:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:07:06.59 ID:QR7m/zbA0
提督「ああ。……責任は俺が取る。好きにやれ」
「ですが……」
提督「元々、こうなった原因は俺にある。弥生を帰らせられず、代わりを用意した俺の、な……」
281:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:07:58.66 ID:QR7m/zbA0
赤の他人の弥生ちゃんを救いたいと思う理由。
それと艦娘の整備をやっている理由はほとんど同じだと思う。
282:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:09:42.56 ID:QR7m/zbA0
続く。
283:名無しNIPPER[sage]
2015/09/24(木) 00:25:09.13 ID:wyv6tlIk0
乙ですよっと
284:名無しNIPPER[saga]
2015/09/27(日) 23:25:26.64 ID:nAJ9L/Cv0
腕を前に組み、提督はそうか、と頷き、何かを考えるように目を瞑った。
償いと約束、という言葉が出た理由を聞いてこないという事はある程度、もしくは殆どその理由を把握しているのかも知れない。
285:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/27(日) 23:26:48.27 ID:nAJ9L/Cv0
「……何故、ですか」
提督「それは俺が言っても意味がない。というよりもお前自身がそれに気づかなくては、理解してなくては意味がない」
286:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/27(日) 23:30:56.13 ID:nAJ9L/Cv0
提督「ならば、知らないと前提して進めたほうが良いだろう。……奴を『モドキ』として艦娘による捕縛をするつもりか」
今の質問ひとつで僕のやろうとしたことを見抜いたようだ。
287:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/27(日) 23:32:16.23 ID:nAJ9L/Cv0
提督「お前という存在は『モドキ』の姿になっても戻ることができるという希望になる。そして同時にこの鎮守府はそんな希望を与えることが出来るという物となる。それがどういう意味を持つか解るか?」
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