316:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/12(月) 23:32:54.41 ID:SNPjlWVU0
瑞鳳「どうしたの?入渠装置のメンテナンスの打ち合わせでしょ?」
提督の視線が僕に向いた。それに小さく頷いて見せる。
途端、提督の纏っていた空気が霧散し、いつもの彼に戻り、困ったように笑った。というよりも笑って見せてるんだろう。
提督「あー、そうだそうだ。年を取ると忘れっぽくなっちまっていかんな」
瑞鳳「ふふ、もーそんな年じゃないでしょ」
それもそうだな、と提督はガハハと笑い、瑞鳳さんも釣られて笑っていた。
どうにか誤魔化せたみたいだな。……ただ一人を除いて。
提督と瑞鳳さんの笑いの中で、矢矧さんだけが笑うことはなかった。
ただ面白くなくて笑わなかったのかもしれない。
でもその提督に向ける瞳が僕にはそうは思わせなかった。
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