318:名無しNIPPER[saga]
2015/10/19(月) 00:53:05.61 ID:+VboOMoR0
提督「メンテナンスの時間については朝食の時に通達する。頭に止めておいてくれ」
さっきのやり取りの笑いを引きずったまま瑞鳳さんははーい、と間延びして頷くとそのまま厨房へと消えていった。
提督はそれを見送ると僕をジロリと責める様に目配せしてきた。
まぁそうなるよな。提督に報告しておかなかった僕のミスだ。わずかに会釈して謝意を示しておく。
慣れないことをしてテンパっていたとはいえ、失敗したな……。
視線を矢矧さんに移し、様子を伺ってみる。
矢矧さんはもう提督にいぶかしむような視線はもう送っておらず、いつもの様子に戻っていた。
……さっきの視線の意味を勘繰りすぎだろうか。本当に話が面白くなかっただけかもしれないし。
そう思って矢矧さんから目を逸らそうとしたところで、彼女が僕の視線に気づいた。
まずい。これじゃあ何かあったといっているような物じゃないか。
そんな僕の内心をよそに、矢矧さんは何故かにこりと微笑んだ。
え?なんで笑ったの?もしかして僕の顔がそんなに面白い?
おふざけは置いておいて矢矧さんがなぜ笑ったか本当にわからず首を傾げさせた。
それをみて矢矧さんはますます笑みを深めさせる。
何を考えているかよくわからない人だとは思っていたけど、本当によくわからないな……。
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