371:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 22:27:20.57 ID:wcpQ9csX0
初めて二人が話すところを見たが、やはり卯月ちゃんが弥生ちゃんに対して持つ思いは相当悪いものみたいだ。
でもそんな思いを持ってしまうのも仕方のないものなのかもしれない。
卯月ちゃんにとって、今の弥生ちゃんは親友の皮を被った未知の存在。
そんな存在が『弥生ちゃん』としてここにいて振舞っている。それが堪らなく不快なんだろう。
弥生「ごめん……なさい」
怯えに強張った体のまま、弥生ちゃんは俯いてそう呟いた。
それは何に対しての謝罪なのか。
さっきまで穏やかだった空気を卯月ちゃんと自分のやり取りで壊してしまったことに対するものなのか。
それとももっと他のなにかに対するものなのか。
今の僕に弥生ちゃんがどうして謝ったのか。その理由は分からない。
「……謝る必要なんてありませんよ。弥生殿はなにも悪くないのですから」
でも、確か言えることは弥生ちゃんは何も悪くないということだ。そう、何も。
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