461:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/10(日) 00:24:27.45 ID:e3H/TfZi0
長良『五十鈴?』
そこで丁度長良から連絡が入る。彼女達の部隊も無事敵空母を落としたという。
だが、それだというのに長良の声は晴れなかった。
五十鈴「……やっぱりおかしいわね」
無線の先の姉からも同意の声が返ってくる。
彼女達が感じる違和感。それは艦載機の数が減ったというのに、敵は何の反応も示していないということだ。
海上の部隊であれば、目先の輸送艦の目標に集中していて気付かないということもあるかもしれない。
だが、空の敵は自分の仲間が減って形勢が不利に傾いたというのに、退くことも周囲に注意を向けることもせず、変わらず味方の艦載機と戦闘を繰り広げているのだ。
五十鈴「まるでそれだけやればいいと言われているよう……」
誰へともなく呟いた言葉に、長良からも同意の声が上がる。
こちらの空の戦況が有利へと転じ、次々に敵艦載機が落とされていく。それでも敵は変わらない。
長良『このことも含めて提督に連絡してみたらどうかな?」
五十鈴「……そうね。これからの指示を仰ぐから、お互い今の場所から離れて少し待機しましょうか」
了解、という肯定が入った後、無線から長良の声が途切れる。
五十鈴は先程から感じていた違和感が膨れ上がっていくのを感じていた。
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