472:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/10(日) 00:50:12.52 ID:e3H/TfZi0
卯月「い、いま行くぴょん!……それじゃあ行くぴょん。……やよ、ちゃん」
弥生「……う、うん」
そう言って二人はぎこちないながらも一緒に歩を進めて行く。
今の弥生ちゃんが来てから卯月ちゃんが二人の間に積み上げてきてしまったものは、相当高いものになっている。
でも、お互いが歩み寄りたいと思うのなら、それはきっと直ぐに瓦解してくれるだろう。……そう信じたい。
そんなことを思いながら彼女達を見ていると、くいくいと服の袖を引かれた。
そっちの方を見てみると、文月ちゃんがその手で裾を引いていた。
文月「い、いこ?ばんとー……さん」
もじもじとしながらも文月ちゃんが声を掛けてくれる。
それとほぼ同じタイミングで卯月ちゃんが着いて来ていない僕たちを早く来てと呼んだ。
彼女の隣の弥生ちゃんもこくり、と頷いている。
「……行こうか」
文月ちゃんに笑いかけ、僕も歩きはじめる。
この子たちが昔のようにまた笑い合える仲に戻ってくればばいいと、ただ願った。
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