473:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/10(日) 00:53:55.27 ID:e3H/TfZi0
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それから提督によるブリーフィングが始まった。
彼の話した内容によると、もうすぐ此処に敵の奇襲があり、更には棲姫付きの可能性もあるかもしれないとのことだ。先行した部隊からの報告で解ったらしい。
よって僕たち残存する部隊は敵を迎え撃つ為、急を持って出撃準備を行い、襲撃に備えるとのことだ。
提督「敵の棲姫はかなりの知性を持っている可能性が高い。戦列を作り、ただ待ち構えては相手は作戦が失敗したことを悟り、退却をするだろう。……相手は棲姫。戦う事において大きな脅威だが、潰してしまえば敵の戦力を大きく削ぐことが出来る。出来る事ならば排除しておきたい」
確かに棲姫を討つことは相手に大きな痛手を与えることが出来、更には棲姫を落とすことで艦娘たちの士気の向上も見込めるだろう。提督はそれが狙いか。
相手の手の内が見えている今、勝利を手にできる可能性は高い。こんな機会は滅多にない。逃してしまうのは惜しい。
提督はそこでだ、と言葉を切り、提督は艦娘たちを見まわす。
提督「敵の接近を確認したうえで、出撃を行う。知性の高い敵の事だ。恐らく敵は真っ先にドックを潰す。よって今回はドック以外の予め敵の見えない位置にお前らを配置し、襲撃に備える。配置場所はそれぞれ既に決めているのでそこに行ってくれ」
提督の作戦ならば、相手の不意を完全に突けるだろう。ドックを潰したというのに、次から次に敵が出てくるのだから。
だが、どうやって敵の接近を察知する?艦載機を飛ばしてもいいだろうが察知されては彼の言った通り逃げられてしまう可能性がある。
かといって少数の味方を哨戒に出しても同じことだ。
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