605:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/20(水) 21:00:55.40 ID:bHe9xFKs0
熊野「提督からお話は聞きました。弥生さんを」
文月「ばんとーさん、やよちゃんを……やよちゃんたすけてっ!!!」
熊野さんの言葉を遮り、文月ちゃんが縋り付くように僕に迫る。
瞳は赤く充血し、頬に涙の痕がある。恐らく、見たくない沢山のものを見てきたんだろう。
「大丈夫。……助けて見せるよ」
そんな彼女をこれ以上悲しませたくない。そんな思いに駆られるまま優しく言葉を掛け、自らに発破をかける。
これで失敗する事は出来なくなった。だけど、それでいい。これくらいの方が自分を追い込める。
卯月「ほん……とう……?」
ぱっと表情を明るくする文月ちゃんの背中で頭を彼女の方に預けていた卯月ちゃんが、ゆっくりと頭を上げた。
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