過去ログ - 【艦これ】 小さな箱のなかでHere's to you 【満潮と時雨】
1- 20
38:名無しNIPPER[saga]
2015/06/01(月) 21:48:55.17 ID:97J3carKo


時雨「いいや。勘違いしないでほしいね。そんな甘すぎる優しさ、僕は手元においてないよ。それに君の手を握ってあげるつもりもないな」

時雨「そんなことをすれば被弾率が跳ね上がる。曳航目的以外なら勘弁してもらいたいね。それにきっと僕の手は12,7cm連装砲を握ってるから空いていないだろうし」

満潮「……私の理想は別に戦場でしか果たせないってわけじゃないわ。あんまりいい加減に喋ってると、的はずれなことを言って恥をかくのはあんたよ」

時雨「じゃあ君は自分の理想が戦いもせずに勝ち取れると本気で思ってるの?」

満潮「――――っ!」

時雨「揚げ足を取られたくらいでそんな怖い顔をしちゃ嫌だな、満潮。どんな時だって僕は君の味方さ。それはいつまでも変わらない事実だ」

満潮「……そうかしら? 今の言葉、明らかに悪意が込められていた気がしたけど。あんたって味方にも平気でそれを向けるのね」

時雨「向けるだけさ。本当に撃ったりはしないよ。僕の悪意にきちんと敵味方識別装置は搭載されているんだ。援護のつもりが味方を誤射してしまうことなんて万が一にもないさ」

満潮「……次に嚮導役を任されたら単縦陣の時における各員の配置場所を考えなおしたほうが良さそうね」

時雨「ごめん。さっきのは素直に謝るからそれだけは許してもらえないかな。僕は今の位置が、君のすぐ後ろの位置がいたく気に入っているんだ」

時雨「――何かと都合がいいから」

満潮「都合がいい? ……あんた、まさか良からぬことでも考えてるんじゃないでしょうね?」ジトー

時雨「ひどい誤解だよ。僕が君に対して迷惑になることなんてするはずないじゃないか」

満潮「白々しい。じゃあ私の後ろにいるのがどう都合がいいって言うのよ。やましいことがないなら答えられるはずだわ」

時雨「やれやれ。今日の君はとことん野暮なことを僕に言わせたいみたいだね。そんなの」

.


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
51Res/65.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice