過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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193: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/03(水) 23:45:44.79 ID:go4AqjNYo
特にすることもなかったので、俺は、好き勝手に移動していく外の風景を眺めることにした
山、田んぼ、山、田んぼ、畑、畑、そしてときどき民家。あっ、イノシシ
雪で真っ白だから、景色の変化が乏しい。泣けてくるほどなんもない。暇過ぎる
東京みたいなゴチャゴチャしたのも、ちょっと考え物だけど、こういうのもどうかと思う
忍者を走らせる妄想も試みてはみたものの、ものの5分で飽きてしまう
京太郎「はー……」
仕方なく、斜め上方向を見ながら、ひたすらボーっとしてみる
そんなことをしていると、布と布がこすれるような、ズリズリとした音が横から微かに聞こえてきているのが分かった
いつの間にか、はやりさんの姿が、視界の隅に見えるようになっていた
京太郎「んっ……あれ?、なんかさっきより俺の方に近づいてません?」
はやり「……ッ!?、き、気のせいだよ、気のせい!」
京太郎「そ、そうすか?」
ババっと、はやりさんは急いでまた元の位置に戻ってしまう
いや、別にそのままでもいいんだけど
なんか、今日のはやりさんは、いつにも増して変な感じだ。不審者のそれ
こんなことを、3回ほど繰り返した後、ようやく隣の車両の恵さんの様子に変化が訪れた
脱いでいたコートを羽織り、降りる支度を始めたのだ
京太郎「さあ、俺たちも準備しましょうか」
はやり「そ、そうだね!」
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