過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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494: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/07(日) 00:24:01.59 ID:zPL3HoRZo
衣裳から普段着に変えたことに加えて、さらに軽く変装を施した
まあ、和ならともかく、俺のことを気にする輩は、そう多くはないが、念のため
ライブ場所から徒歩で駅へと向かい、電車に乗車した
電車を降り、そのまま出口に向かおうとするが、売店が掲げた文字が目に入り、しばしマジマジと眺めた
京太郎「おばちゃん、これ一部ちょうだい」
「はいよ!」
俺は、暇つぶしを兼ねて、週刊誌を一つだけ購入し、今度こそ駅の出口に向かった
人ごみをかき分けるようにして、改札を通る
これだけの数の人がいるというのに、誰も俺のことなんか気にしない
寂しくもあり、嬉しくもあり。複雑な心境ってやつだ
時は、新緑の季節
桜の花が散って、緑の葉なんか、もうニョキニョキ映えてきている
夏が近いんだ
アスファルトで舗装された道路を歩いていると、汗が滴り落ちてくる
服の袖でその汗を拭うようにして腕をあげると、その隙間から日光が差し込んできた
木漏れ日が、優しかった
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