過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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74: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/02(火) 00:54:39.82 ID:MVeHCSPq0
はやり「あー…と」
和「どうやら…私は負けたみたいですね」
はやり「そうだな」
和「…どうしてなんでしょうか?」
はやり「勝負は時の運。今回ばかりは、運がたまたま俺を味方にしてくれただけさ」
和「そうでしょうか?、私には……いえ、やめましょう。では、約束通りあなたの──」
はやり「本当に嫌だったら、断ってくれていいんだぞ。俺は、そういうことはしたくない」
和「……」
ああ、なんて自分勝手でわがままな台詞。身体だけじゃなく、心まで高校生に戻ってしまったかのような…ごめんね、須賀くん
和「……」
和「私は、あなたの言う通り、夏のインターハイからずっと、どこか変な感じがしていたんです」
和「最初はそれが何なのか、よく分かりませんでした。だから、どうすればいいのか分からなくて、一人で悶々としていたんです」
和「そんな時、須賀くんがいきなり変なことを言いだして、それを聞いた瞬間頭がカーッとなってしまって」
はやり「変なこと、とは失礼な」
和「それからしばらくは、あなたの言った言葉の意味はよく分かりませんでした。というより、実感の方だけが伴わなかったといいますか」
和「けれど、何度も何度も頭の中で反芻していくうちに、やっぱりその通りなんかじゃないかって、最近思えるようになったんです」
和「ねえ、須賀くん。私は、一体どうしたらいいんでしょうか。あなたはその答えを知っているのですか?」
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