過去ログ - 速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」
↓
1-
覧
板
20
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/06/06(土) 13:43:11.55 ID:XNBCNfvPo
― = ― ≡ ― = ―
「……ん」
今度は指先ではなく、指の腹。
周子は目蓋をぴくりと動かして、けれど前ほどの違和感は感じていないように見えた。
「んくっ」
実際の甘味なんかとは違う。
けれどこのラズベリーソースみたいな甘やかさが、私の舌を痺れさせる。
お腹ではなく、胸の満たされるような感覚がした。
「はい、おしまい。……どういう風の吹き回し?」
魔法を掛けて傷跡を塞ぐ。
周子はあー、とかんー、だとか言いながら頬を掻いた。
「誰かに献血するのも良いけどさ、どうせなら身近な人にあげたほーが手っ取り早いと言うか」
「ふぅん」
「ほら、血不足で奏の元気が無くなっちゃっても困るしさ」
「へぇ」
「…………」
「…………」
「…………癖になっちゃった」
「そ」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
46Res/30.47 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1433507653/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice