過去ログ - 速水奏「インタビュー・フォー・ヴァンパイア」
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17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 14:54:09.09 ID:XNBCNfvPo

吸血行為は繰り返すごとに快感が高まっていく。
徐々に血を吸って、従順な僕を生み出す為に。
最終的には、性行為なんかよりもずっと深い快楽を感じる。

最も、周子を僕にするつもりは無いし、それを伝える必要も無い。

 「ねぇ」

 「ん?」

 「何で小指なの」

左手の小指の先を見つめながら、周子が呟いた。


 「一番惜しくない部分だから」


腕を取る。
ちゃんと食べているのか心配になるくらい軽かった。

 「左手の小指、手首、腕、二の腕、肩――」

そして周子の首に触れる。
滑らかな肌は、まるで摩擦が存在しないみたいで。

 「最後が首、ってわけね」

 「あら、違うわ」

 「え?」

 「最後はね、いちばん重要な部分なの」

 「…………左胸?」

 「いいえ」


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