過去ログ - 提督「なに? RUCKだと?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:05:27.04 ID:2hkfWw4p0
他スレから影響うけた。ドッキリ系

間宮「次の方」

提督「ここか」

間宮「あら、提督ですか? どうしたのですか?」

提督「間宮、君が艦娘たちのカウンセリングをしていると聞いたので、見に来たのだ」

間宮「まあ、カウンセリングなんてそんな大仰なものでもありません。ただ日常的な悩みを聞いて、それにちょっとだけ助言をしているぐらいです」

提督「すまない。艦娘のメンタルケアも私の仕事なのに君に任せてしまって」

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:06:32.60 ID:2hkfWw4p0
間宮「いいえ、いいんです。私もあの娘達に慕われて母親のような気持ちですから」

提督「君も若い。そんな歳じゃない」

間宮「あらあら。おだてても何もありませんよ?」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:07:51.86 ID:2hkfWw4p0
間宮「いいじゃないですか、贅沢。提督は今まで身を削り多くの功績を残してきました。少しぐらい贅沢してもバチは当たりません」

提督「………そうか」

間宮「さてさて、言ってみるだけならタダです。私の前でぐらい、そのささやかな贅沢をしていってください」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:09:11.50 ID:2hkfWw4p0
間宮「………そうでしたね。あなたほど艦娘に信頼されている人もいませんから、つい」

提督「どういうことだ」

間宮「他の鎮守府でもあなたの謹厳実直な人柄は有名です。提督が嘘一つ吐いたこともないことも」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:13:00.11 ID:2hkfWw4p0
間宮「どうしてですか?」

提督「誠実というのは美徳とされているが、悪く言えばつまらない人間でもあるということだ」

間宮「そんなことありません。誠実な人でもとても愉快なかたもいます」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:13:57.59 ID:2hkfWw4p0
間宮「ふふふ」

提督「どうした?」

間宮「いえ、なんといいますか、思春期の娘を持ったお父さんみたいな雰囲気だったもので。背中を丸めてこじんまりしてて………ふふ」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:15:08.85 ID:2hkfWw4p0
間宮「………もう。分かりました。提督が艦娘と仲良くなれる方法を教えます」

提督「そんなのあるのか」

間宮「なんですか? 答えには期待していなかったということですか?」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:22:09.13 ID:2hkfWw4p0
後日

間宮「次の方」

提督「私だ」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:34:34.01 ID:2hkfWw4p0
間宮「いえ、まさか提督がいたずらじみたことを実際にしてくれるなんて思ってなかったので」

提督「君の私への評価がよくわかった。遠征帰りの駆逐艦にご褒美に渡していた飴玉をハッカ飴にするぐらいの度胸はある」

間宮「それでどうなりました」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 00:57:25.33 ID:2hkfWw4p0
間宮「騙されてハッカ飴を渡されたのですから、少し涙目ながら「何か悪いことした?」と追いすがってくると思います」

提督「その後、冗談だと言って、後ろ手に持った本来の甘い飴玉を手渡すという算段だったな」

間宮「はい。それで「バカバカバカー」とぽかぽかと叩かれて仲が深まるという予定でした」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:09:52.65 ID:2hkfWw4p0
間宮「味覚の変化? いえ、ハッカ飴のような特有の味わいのものは子供の時には大丈夫だったけれど、歳をとるとダメになったという人もいますし、彼女達の味覚にフィットしたということでしょうか」

提督「それでもハッカを甘いと感じるのは奇異な気もするが。それよりも、私は意外な彼女達の振る舞いに戸惑った。既に美味しそうに頬張っているんだ。改めて隠した飴玉を渡すのも気が引けた」

間宮「それでどうしたのですか?」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:36:31.96 ID:2hkfWw4p0
後日

間宮「次の方」

提督「私だ」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 01:45:28.93 ID:2hkfWw4p0
間宮「今回のドッキリはイヤイヤではできないと思いますよ」

提督「まさしく。早朝に無断で私室に入るんだからな」

間宮「でも、寝起きドッキリはやっぱり王道ですから少しは我慢してください」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 02:07:43.78 ID:2hkfWw4p0
間宮「部屋の中に明朝に侵入し起こします。基本はこれだけです。寝起きの素顔を見られて強い羞恥を覚える艦娘に効果的なものです」

提督「ああ。だから、条件的には精神的に幼すぎても成熟しすぎていてもダメだった。そこで白羽の矢が立ったのは鈴谷と熊野だ」

間宮「良い人選だと思います」
以下略



15:名無しNIPPER
2015/06/06(土) 02:59:35.65 ID:sbR5jq5uO
期待


16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 11:43:23.91 ID:2hkfWw4p0
間宮「まず六時に八時だと言って起こすのですから、何事かと飛び起きるはずです。そして時間のズレを認識していたずらだと気づきます」

提督「その後は各々の反応が帰ってくるという予定だった」

間宮「鈴谷ちゃんならば「なによー、もっと寝かせてよ」とぶつくさ言ってふくれっ面になり、美容に気を遣う熊野ちゃんならば提督の存在に気づくやいなや恥ずかしそうに毛布にくるまるのではないかしら」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 11:51:31.99 ID:2hkfWw4p0
間宮「どうしてこのドッキリが失敗するのですか。あの娘達が六時の時点で起きていたのですか」

提督「いや、私が部屋に入った時はまだ熟睡していたよ」

間宮「では、どんな不都合が」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 11:58:43.79 ID:2hkfWw4p0
間宮「どうして時間を間違えるんですか!」

提督「いや、部屋の前で時計を確認した時はまだ五時だったんだ。刻限には余裕があると思って扉の前で深呼吸などで少し気持ちを落ち着かせていたんだ」

間宮「それで、あなた自身が八時を六時と勘違いして突入したのですか? 落ち着きすぎではないかしら?」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 12:20:05.92 ID:2hkfWw4p0
間宮「それでどうしたのですか」

提督「飛び起きたあと、彼女達は時計を見て「きゃっ!」と叫んで大急ぎでしたくを始めた。結果的に八時に起こしたことになったんだ。私は遅刻を叱りにきた体になった」

間宮「鈴谷ちゃんならともかく、熊野ちゃんが八時まで眠っているなんて珍しい気もします」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 13:00:08.70 ID:2hkfWw4p0
後日

間宮「次の方」

提督「私だ」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 13:33:40.18 ID:2hkfWw4p0
間宮「しかし、計画した出撃ドッキリでどのようにして失敗したのですか」

提督「概要はこうだったな。低練度駆逐艦に「今度の出撃では轟沈するかもしれない」と言って、近代化改修も最大までする。そうして不安にさせた艦娘を高練度艦に随伴させて鎮守府正面海域へ出撃させるといったものだ」

間宮「駆逐と軽巡しか出現せず、また数も少ない。不安を煽ったわりに至極簡単に作戦完了できます。そして拍子抜けした娘が提督に文句を言いに来る予定でした」
以下略



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