過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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171: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/17(水) 01:28:20.66 ID:7BgjLlslo
しかし、このブースの基本はバレンタイン系グッズの販売である。これを眺めて、一体何をイベントに活かせというのだろうか。

いろは「あっ、あれ見てください、あの飾りつけとかちょっと真似出来そうじゃないですか?」

雪乃「体育館の飾りつけは木曜の放課後からでしょう、間に合うかしら」
以下略



172: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/17(水) 01:28:46.58 ID:7BgjLlslo
八幡「一色、予算はどんくらいあるんだ」

いろは「まーぼちぼちですね。でも、さすがに体育館全体に飾りつけるのほどの量を買うのは難しそうです」

雪乃「なら、ステージと入り口周りに集中させるべきかしら」
以下略



173: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/17(水) 01:29:37.19 ID:7BgjLlslo
別に俺はここで商品のチョコなどを見ても仕方がないので、向こうに行ってしまった雪ノ下たちを見届けると、また周りに目をやった。

俺が見るのは、例えばこのスペースで使われている飾りとかだ。バルーンとか、ポスターとか。この中で学校のイベントにも流用出来そうなものを捜し、そしてそれは本当に実行できるか脳内で考え直す。

まさか自分がこんなものを提供する側になるとは思わなかったなと、やや自虐的な考えになりながらブースを眺めていると、ちょこちょことコートの袖を引かれた。
以下略



174: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/17(水) 01:30:13.10 ID:7BgjLlslo
いろは「へー、先輩って甘いの好きなんですねー」

俺とめぐり先輩の話を聞いていたのか、横から一色がぴょこっと湧き出てきた。なにやら興味深そうに至近距離から俺の顔を見つめている。

ちょっと一色さん近くないですかね、と身体を軽く引くと、一色が少し不満そうな顔になった。
以下略



175: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/17(水) 01:30:40.74 ID:7BgjLlslo
いろは「でも先輩、先週は城廻先輩とデートしてましたよねー?」

八幡「だから、あれもそういうのとは違うって説明しただろ」

そう言われて先週のめぐり先輩とのお出かけを思い出した。しかし、あれもデートと呼ぶかというとかなり怪しい。
以下略



176:名無しNIPPER[sage]
2015/06/17(水) 01:31:03.14 ID:4HmOcSjNO
ちんこ!


177: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/17(水) 01:31:13.78 ID:7BgjLlslo
一色がなんでですかーと俺の腕を取ってぶんぶんと振り回していると、その光景が微笑ましかったのかめぐり先輩があははと笑った。

めぐり「じゃあ、この後みんなでプリクラ行こうか」

結衣「プリクラですか、いいですね行きましょうよ! ほら、ゆきのんも!」
以下略



178: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/17(水) 01:31:43.27 ID:7BgjLlslo
どうやらそのまま移動する流れになりそうだったので、俺も少し後ろから女性陣の後をついていく。

しかし今の一色の言葉の意味はなんだったんだろうな……。うんうんと考えても答えは出ず、ふと後ろを振り返ってバレンタインデー特集をやっているブースを見渡した。

やべ、結局ここを見てもめぐり先輩による「比企谷くんの考えた盛り上げる何か」を考えてなかった。
以下略



179: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/17(水) 01:32:09.48 ID:7BgjLlslo
結衣「あっ、ヒッキー。いたんだ」

八幡「ねぇ、ナチュラルにいなかったことにすんのやめてくんない?」

確かに俺の存在感は薄いし、こんな人混みのなかでは忘れられてしまうのも仕方がないかもしれないが。
以下略



180: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/17(水) 01:32:35.60 ID:7BgjLlslo
そちらに目線をやると、やはりそれはめぐり先輩だ。

しかしよく見ると、その近くにいるチャラそうな男の二人組に囲まれるようにして何か話しかけられている。

これはもしかして……。
以下略



181: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/17(水) 01:33:19.70 ID:7BgjLlslo
八幡「……俺が行く」

雪乃「え?」

めぐり先輩だって女の子だ。前後を知らない大の男に囲まれて、周りを見渡せるほど冷静であるとは限らない。
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