過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/17(水) 01:33:46.56 ID:7BgjLlslo
八幡「あっ、すみません城廻先輩。ちょっと強く引っ張っちゃって」
めぐり「……えっ、ああ、うん、大丈夫だよ」
結衣「へぇーヒッキー、かっこいいとこあるじゃん!」
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183
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:34:40.03 ID:7BgjLlslo
八幡「あのですね、城廻先輩──」
めぐり「めぐり」
八幡「えっ?」
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184
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:35:12.23 ID:7BgjLlslo
めぐり「よーし、じゃあいこっか!」
めぐりさんがそう宣言して前に進み始めると、由比ヶ浜と一色もそれに並んで次の目的地に向かって歩き出す。
その背中姿をぼーっと眺めていると、雪ノ下がこちらに近寄ってきた。
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185
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:35:41.31 ID:7BgjLlslo
雪乃「……まぁ、結果的にはあなたが助けたわけだし、私が礼を言われる筋合いはないわ」
八幡「そういうな。お前のおかげだよ」
雪乃「……そこまで言うのなら受け取っておくけれど」
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186
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:36:07.65 ID:7BgjLlslo
× × ×
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187
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:36:33.85 ID:7BgjLlslo
ふと、そこでめぐりさんの姿が見えないことに気が付いた。
プリクラのところにはいないし、どこにいるんだろうと捜していると、ぴとっと俺の頬に冷たい何かが押し当てられた。
びっくりして振り返ってみると、そこにはマッ缶を持ったほんわか笑顔のめぐりさんの姿があった。
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188
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:37:00.95 ID:7BgjLlslo
八幡「……」
めぐり「……」
マッ缶の中身を飲み干すと、俺たちの間に沈黙が舞い降りる。
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189
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:37:27.31 ID:7BgjLlslo
めぐり「ああ、そういえばさ、比企谷くん」
八幡「え?」
さっきまでとは打って変わって通常通りの声に戻っためぐりさんの方を振り返ってみると、表情の方も通常通りのほんわか笑顔に戻っていた。
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190
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:37:54.22 ID:7BgjLlslo
めぐりさんの突然の提案に、思わず聞き返してしまう。
まぁ確かに今日中にアイディアが出せていない以上、今週の金曜日に迫ったイベントの前の休日は明日しかない。足を使ってアイディアを捜すなら最後の日だ。
八幡「まぁ、俺はいいですけど。でもあいつらもいいって言いますかね」
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191
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:38:21.37 ID:7BgjLlslo
八幡「……俺なんかでよければ、いいですよ」
めぐり「本当? 嬉しいな!」
その笑顔を守れた。やったぜ。
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192
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/17(水) 01:39:10.73 ID:7BgjLlslo
めぐり「じゃあ比企谷くん、連絡先教えてもらっていいかな?」
八幡「ああ、どうぞ」
めぐりさんに言われるがままに電話番号とメルアドの交換を済ませると、プリクラの筐体の方から一色がたたたっと早歩きでこちらの方にやってきた。
以下略
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