過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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248: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 00:59:36.38 ID:Y0dSEygFo
八幡「どうしたんすか、めぐりさん」

めぐり「や、なんか難しいこと考えてるような顔してたから、何考えてるのかなって」

少々心配するような顔をしているめぐりさんを見て、今考えるようなことではなかったかなと反省する。
以下略



249: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:00:18.59 ID:Y0dSEygFo
八幡「……ん?」

そんなことを考えながら騒がしい新宿の街並みを眺めていると、ふとこじゃれた店が視界に入り込んだ。

お菓子屋か何かと思われるその店の前では、小さな机を出してチョコを売り出している。バレンタイン前なので、店の中だけでなく、外でも売り出そうとしているのだろう。
以下略



250: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:00:45.23 ID:Y0dSEygFo
そんなことを考えていると、ふとそこからヒントを貰ったような気がした。

八幡「メッセージ……」

瞬間、そこでとあるアイディアが閃く。
以下略



251: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:01:13.45 ID:Y0dSEygFo
めぐり「いいね、それ! 採用!」

八幡「自分で言っておいてなんですけど、そんなすぐに採用していいんすかね……」

めぐり「いいに決まってるよ、みんなも反対しないだろうし」
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252: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:01:40.05 ID:Y0dSEygFo
ありがとうございました〜と店員のお姉さんの声を背中に受けながら歩き始めると、ばっと俺の手がめぐりさんに掴まれた。

めぐり「比企谷くん、絶対にイベント成功させようね」

八幡「……そうですね」
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253: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:02:07.73 ID:Y0dSEygFo


   ×  ×  ×


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254: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:02:41.32 ID:Y0dSEygFo
めぐり「比企谷くんはどうだったかな、今日は」

ちらっとこちらを窺うように上目遣いで見ながら、そう尋ねてきた。しかしこちらも答えは決まっている。

八幡「そりゃ、俺だって楽しかったですよ」
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255: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:03:49.28 ID:Y0dSEygFo
めぐり「うん、またいつか比企谷くんとデート出来るといいなって」

八幡「……」

今まで他人との関係を続けようだなんて滅多に考えてこなかったから、よくは分からない。
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256: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:04:15.80 ID:Y0dSEygFo


翌日の月曜日。

放課後の会議室に集まった奉仕部と生徒会の前で、昨日思いついたアイディアについて説明をした。
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257: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/25(木) 01:04:56.75 ID:Y0dSEygFo
次に雪ノ下の方を見てみると、こちらも一色に似たような驚愕の表情を浮かべている。

いや、すごい分かるんだけど君たちその反応は失礼過ぎない? いや、すっごい分かるんだけどさ。

雪乃「意外ね、あなたならもう少し斜め下な発案をしてくると思ったのだけれど」
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