過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:11:17.73 ID:dKPxtQGBo
陽乃「でも、準備の日にただ遊びに来たってのも確かにあれだね。比企谷くん、何か手伝うことでもある?」
雪乃「邪魔だから帰って」
しかしその言葉には俺の代わりに雪ノ下の冷たい声が応えた。直接向けられたわけでもない俺までが冷やっとしてしまうように感じられた。あのね、君たちそういうのは家でやんなさいよ。
以下略
310
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:11:59.71 ID:dKPxtQGBo
陽乃「……まさか、めぐり? へぇー、比企谷くん意外と手広いねぇ」
そう言った陽乃さんの声は本当に意外そうだった。ちらちらと俺とめぐりさんの顔を見比べている
何か言葉を返そうかと考えていたが、俺の口が動くより先に、めぐりさんが陽乃さんの手を引っ張りながらその場を去ろうとする。
以下略
311
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:12:28.34 ID:dKPxtQGBo
そんな一瞬の沈黙を打ち破ったのは、陽乃さんのくすりと口の端だけで笑う声だった。見れば、いつもの仮面のような笑みを携えている。
陽乃「そっか。君には人を変えちゃう何かでもあるみたいだね」
八幡「……?」
以下略
312
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:13:01.10 ID:dKPxtQGBo
めぐり「あ、あはは……なんかごめんね、比企谷くん」
無理に浮かべたその笑顔からは、いつものようなほんわかさは感じ取れない。しかしそれでも、この雰囲気のままではいけないだろうという危機感を持っていることだけは感じられた。
八幡「いや、別にめぐりさんは悪くないですよ。それよりさっさと準備進めちゃいましょう」
以下略
313
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:13:28.50 ID:dKPxtQGBo
× × ×
以下略
314
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:14:18.83 ID:dKPxtQGBo
めぐり「うん、良い感じになったね」
結衣「ほんと、可愛くなりましたねー」
いやー俺の作ったものは可愛くなくて本当にすまねっすわー。
以下略
315
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:14:56.49 ID:dKPxtQGBo
めぐり「こまち……?」
八幡「俺の妹です、今年ここを受けるんですよ」
きょとんとした顔で小首を傾げるめぐりさんに、そう説明した。
以下略
316
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:15:25.66 ID:dKPxtQGBo
いろは「せんぱーいっ、ちょっとこっちも手伝ってくださいよー」
ふと、後ろの方から声が聞こえてきたが、先輩とは言ってもここには色々な先輩がいる。
きっとめぐりさんが呼ばれたんだろうなーと無視していると、ガッと俺の背中に何か強い衝撃が走った。
以下略
317
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:16:00.61 ID:dKPxtQGBo
俺もそれに続いて足を踏み出そうとした時、めぐりさんに声を掛けられる。
めぐり「なんかいいね、こういうの」
八幡「……そうですね」
以下略
318
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/28(日) 01:17:04.38 ID:dKPxtQGBo
今の俺のこの状態は、本物と呼べるのだろうか。
多分、あの陽乃さんの言葉には、こんなものが本物であり得るはずがないという問いかけという意味もあったのだろう。
今の俺は、周りの状況を本物だと胸を張って言えるか。
以下略
319
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/06/28(日) 01:17:31.71 ID:dKPxtQGBo
続きます。
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