過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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329: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/30(火) 00:37:43.33 ID:sWtj2Qrfo
めぐり「きっとさ、一色さんも……私も、奉仕部での居心地の良さを少しでも感じていたいなって思ったんだ」

めぐりさんのその声からは、真面目さと、寂しさと、そして優しさが含まれているように感じる。

いつものほんわか笑顔とはまた違った一面を見せられて、思わずどきっと心臓が飛び跳ねた。

めぐり「もしも一色さんや私が同じ二年生だったら、違っていたのかな」

何が、とは言わない。

それでも何が違っていたら、ということを察することは出来た。

もしも、もしも一色やめぐりさんが俺たちと同じ二年生だったとしたら、あの奉仕部は今とは違う形になっていたのかもしれない。

もしかしたら、一色やめぐりさんがあの部室に自然にいた可能性だってあったかもしれない。

そんな、もしかしたらありえたかもしれないその夢物語は、妙にリアルに想像出来た。

でも、それはもうあり得ない仮定だから。叶わない仮定だから。

もしも出会い方が違っていれば、生まれた年が違っていれば、めぐりさん達との関係がどうなっていたかなんて──それを考えることに、意味はない。


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