過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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◆//lmDzMOyo
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2015/07/09(木) 02:21:05.36 ID:XUWGGcgGo
八幡「……正直、三浦を振るのは意外だったんだけどな」
葉山「どうしてそう思うんだ?」
思わず呟いてしまった言葉だったが、それに対して葉山は真面目な声音でそう問うてくる。
以下略
410
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:21:37.18 ID:XUWGGcgGo
葉山「君はすごいな」
八幡「何が」
葉山「いや……」
以下略
411
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:22:03.24 ID:XUWGGcgGo
葉山「なんで俺が優美子のことを好きだと思ったんだ」
八幡「……別に。勘だ」
本当は葉山が三浦を好きだと感じてきた根拠はいくらでもある。
以下略
412
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:22:29.61 ID:XUWGGcgGo
葉山「……そうだ、俺は優美子のことが好きだ」
八幡「……」
しかし、そうであれば純粋に分からないことがある。
以下略
413
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:22:58.09 ID:XUWGGcgGo
八幡「じゃあ、なんで三浦を振ったんだよ」
葉山「……彼女の想いに応えられないからだよ」
八幡「答えになってねぇよ」
以下略
414
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:23:25.71 ID:XUWGGcgGo
葉山「……」
しばらく葉山は黙っていたが、ふと何かを決心したような、諦めたようなそんなため息をつくと、俯いていた顔をあげた。
葉山「本当は今月末のテストが終わるまでは黙っているつもりだったんだけどね」
以下略
415
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:24:07.58 ID:XUWGGcgGo
葉山「前の君の問いに答えようか。俺の三年の進路は文系でも理系でもない、国際教養科さ」
八幡「あ、ああ……」
そこで、過去の葉山の進路についてのことを思い出す。
以下略
416
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:24:37.40 ID:XUWGGcgGo
ふと、前に平塚先生と留学の話を僅かにしたことを思い出した。
──うちの学校は国際教養科もあるからな。留学志望の子もいるんだ。そういう子たちは早い段階から準備が必要だから、通常の学校よりも早いかもしれないな。
──ああ、でも葉山は出しに来ていたな。
以下略
417
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:25:03.81 ID:XUWGGcgGo
八幡「……なんでもっと早く言わなかったんだ」
留学するから三浦を振る。それで納得するかどうかはさておいて、まだ一応分かるには分かる。
だが、留学するという選択肢を取るのならそれはそれで隠す必要などないのではないか。もっと早く大っぴらに国際教養科に行くと宣言してしまえば良かったものの。
以下略
418
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:25:44.18 ID:XUWGGcgGo
葉山「でも、優美子まで留学は出来ない……それで優美子の進路に影響を出すわけにはいかない……」
八幡「……」
葉山「……いや、結局言い訳を重ねて、優美子の想いを受け止められなかっただけかもしれないな」
以下略
419
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/07/09(木) 02:26:10.94 ID:XUWGGcgGo
しばらくその笑みを浮かべていた葉山だったが、ふと真顔になると真っ直ぐに俺の瞳を射止めるように見つめてきた。
葉山「俺は優美子の気持ちに応えられなかった。だから君にはちゃんと応えてやってほしい──彼女たちにね」
八幡「……お前に何が分かる」
以下略
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