過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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537: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:38:28.67 ID:sCX34kJqo


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以下略



538: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:38:58.67 ID:sCX34kJqo


    ×  ×  ×


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539: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:39:27.54 ID:sCX34kJqo
さて、参ったな。

めぐりさんに話があると切り出したはいいが、何から言えばいいのか。

いや、言うべきことがあるのはもちろん分かっている。
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540: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:39:55.18 ID:sCX34kJqo
先ほどまで大変複雑そうな表情を浮かべていためぐりさんも、話を切り出してきたはずの俺が何も言葉を続けなくてさすがに気まずくなってきたのか、どう反応したらいいか困惑しているように見える。

その様子がなんだか可笑しくて。

思わず、笑いがこみ上げてしまった。
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541: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:40:26.07 ID:sCX34kJqo
八幡「はっはっは、はっ、ごほっ、ごほっ」

めぐり「ちょっ、比企谷くん、大丈夫?」

笑いすぎて喉が詰まってしまい、咳き込んでしまう。心配したような声を出してめぐりさんが俺の側にまで駆けつけてきた。
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542: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:40:52.49 ID:sCX34kJqo
俺の欲しがったもの。願ったもの。守りたかったもの。

それは一体なんなのか。

きっとその答えは、この笑顔にあるのかもしれないだなんて、漠然とした考えが脳裏を掠める。
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543: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:41:23.39 ID:sCX34kJqo
笑って体がほぐれたせいかどうかは分からないが、頭の中は妙に冴えている。

今から何を言うべきか、何を言いたいのか、明確に考えが出てきていた。

先ほどの生徒会室での失態を詫びようとも思ったが。
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544: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:42:02.60 ID:sCX34kJqo
めぐり「──!!」

八幡「都合のいいことを言っているのは分かっています……。さっきは本当にすみませんでした。それでも、これが本物の気持ちです。俺は、めぐりさんとずっと一緒にいたい。この学校から卒業してしまってからも、ずっと一緒にいたいと思ってます! だから!」

胸の奥から溢れ出た想い。
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545: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:48:37.85 ID:sCX34kJqo
たたっと、めぐりさんが俺の側にまで駆け寄り、そして俺の手を掴んだ。

あたたかい。めぐりさんの手に掴まれた自分の手から、ぽかぽかとしたぬくもりを感じる。

めぐり「私も言わなきゃね」
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546: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/29(水) 21:49:06.47 ID:sCX34kJqo
八幡「ちょっ、めぐりさん!?」

めぐり「ずっと、ずっと一緒にいようね、比企谷くん……」

八幡「……はい」
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