過去ログ - 葉山「だから俺は君が嫌いだ、比企谷」
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117:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 14:47:51.43 ID:wJRwhVcW0
「でさ、これはあーしの想像……というか勘なんだけど。」

「ん?」

「あの人、多分ヒキオに惚れてるっぽいよ。」
以下略



118:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:02:04.17 ID:wJRwhVcW0
「とは言っても、まだあんまりガチな感じじゃなくてなんとなくいいなーって思ってるレベルだと思うけど。」

「お、おう……。」

「まぁまだそんな段階だし。ヒキオも普段どおり接してあげればいいと思う。」
以下略



119:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:11:17.78 ID:wJRwhVcW0
彼女は俺に逃げるなと言った。

それはとりもなおさず、俺が逃げるような人間ではないと評価してくれたからこそだ。

言うなれば、三浦由美子から比企谷八幡への信頼の証。
以下略



120:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:21:38.57 ID:wJRwhVcW0
「だいたいさ、ヒキオあんたちょっと自覚した方がいいよ?」

「ん?なにをだ?」

「……それマジで言ってんの?」
以下略



121:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:29:15.36 ID:wJRwhVcW0
「あーしさ、大学の友達からよく男紹介してくれって言われるんだけどさ。」

「その七割から八割ぐらいは隼人のことなんだけど、残りの二、三割はあんたのことなんだよね。」

「すげーな葉山。モテモテじゃん。」
以下略



122:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:36:25.47 ID:wJRwhVcW0
「そういうわけだから、あんたにはあーしに感謝して欲しいくらいだわ。」

「え?俺全然紹介してもらってないんですけど?」

「あんたが本気で紹介して欲しいって言うならいくらでも紹介するわよ。あーしの友達みんないい娘だし。」
以下略



123:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:40:37.46 ID:wJRwhVcW0
「もしまかり間違って三人全員に振られるようなことがあったらあーしに言ってよ。」

「あーしがあの三人に負けないようないい娘を紹介してあげるからさ。」

「……三浦。」
以下略



124:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:45:38.91 ID:wJRwhVcW0
「だ、誰と?」

「ちょっと耳貸せ。」

「う、うん……。」
以下略



125:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 15:54:08.26 ID:wJRwhVcW0
「……ヒキオさ、あのときのこと、修学旅行のこと覚えてる?」

「戸部と海老名さんのことか。」

「そう。」
以下略



126:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 16:05:04.96 ID:wJRwhVcW0
「そういった矛盾を孕んだ偽りの関係をバレンタインのイベントで陽乃さんに馬鹿にされたとき、俺は反論することが出来なかった。」

「間違っていることは自覚していた。でも俺はその間違いを正すことが怖かった。」

「……でも、今なら言える。」
以下略



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