22: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2015/06/07(日) 23:38:37.04 ID:iBL1VWWio
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しきりに遠慮する春香を助手席に押し込み、車を走らせる。
千早か雪歩の家に泊まらせる手もあったが、この機会に少し話をしておきたかった。
「なあ春香」
信号待ちの最中、視線を横に向ける。
俯く彼女が顔を上げ、目が合った。
どことなく精彩を欠いている表情だった
「なんですか、プロデューサーさん?」
流れ出す車とともに、視線を前に戻す。
「俺の勘違いなら笑い飛ばしてくれていいんだが。……なんか隠してないか?」
返ってきたのは笑い声ではなく、小さく息をのむ音。
やはり、思い過ごしではなかった。
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