1:名無しNIPPER[saga]
2015/06/07(日) 23:32:54.50 ID:hGQZbWAIO
ある日の朝。
目覚めたわたしが1階に降りると、ママはキッチンで朝食の支度を、パパは隣のダイニングでコーヒーを啜っていた。
いつもと同じ、なんの変わりもない景色。
わたしの足音に気付いたパパがこちらに目をやり、「おはよう」と微笑んだ。わたしはあくびを噛み殺しながら「おはよ」と答えて、顔を洗いに洗面所に向かう。
ママは包丁でなにかを刻んでいて顔を上げなかったけど、きっと料理に集中しているんだろう。
挨拶は後回しでいいや。
今日もまた、いつものような平和な日常が訪れる。
このときはまだ、そう思っていた。
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