過去ログ - 妹「お兄ちゃんが闇の力に目覚めた」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:23:57.96 ID:iR8H+riT0
お兄ちゃんの部屋で、明かりを全部消して。
わたしたちはベッドの上で向かい合って座ってた。
わたしはパジャマを着てるけど、お兄ちゃんは……裸。
「お兄ちゃんのおちんちん……またこんなに固くなってる……」
そそり立つエッチなモノにそっと触れて、わたしは無意識の内に言葉に出しちゃってた。
おちんちん、だなんて恥ずかしい言葉、ついこの前までは絶対言えなかったのに。
ましてやお兄ちゃんの目の前でだなんて。
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:25:06.48 ID:iR8H+riT0
「はあっ、はあっ、はあっ……!」
お兄ちゃんの荒々しい呼吸。まるでケダモノみたい。
でもわたしも人のことなんて言えないんだ。
3:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:25:57.56 ID:iR8H+riT0
◇
始まりは半月くらい前のこと。
わたしたち兄妹はそれまでごく普通の○学生として過ごしてきた。
4:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:26:44.28 ID:iR8H+riT0
あっと言う間だった。
お兄ちゃんは闇を操り、剣みたいな形にして振り回してモンスターを切り裂いた。
とっても強くて、格好良くて。
5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:27:42.12 ID:iR8H+riT0
「あっ……やっ……!」
逃げることなんて出来なかった。悲鳴をあげることも出来なかった。
わたしはあっという間に押し倒されて、背中を固い道路に打ちつけた。
6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:29:15.25 ID:iR8H+riT0
それだけじゃ満足出来なかったみたいで、わたしのおっぱいまで触ってきた。
「痛っ……! や、やめ、だめっ、ふああっ……!」
誰かに胸を揉まれるなんていうも、わたしの初めて。当たり前だけどね。
7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:30:02.72 ID:iR8H+riT0
「あ……」
何となく……お兄ちゃんのお股のほうを見たら、すごいことになってた。
ううん、何となく、じゃなくてきっと期待してたんだと思う。
8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:32:50.97 ID:iR8H+riT0
お兄ちゃんは返事が出来なかったみたいだった。
戸惑いと、エッチな気持ちとがゴチャ混ぜになった目でわたしを見てた。
ほんの少しの正気が、瞳の狂気の中に一瞬だけ見えた、気がした。
9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:33:40.23 ID:iR8H+riT0
けど────
「うっ……ふぅっ……!」
お兄ちゃんは情けない声と一緒にびくんびくん、て震えてしまった。
10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:34:25.57 ID:iR8H+riT0
◇
こうして、わたしとお兄ちゃんの関係は変わってしまった。
闇の力をキッカケとして、わたしたちはごく普通の兄妹なんかじゃなくなっちゃったんだ。
11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:35:06.23 ID:iR8H+riT0
「……済まない」
事が済んだお兄ちゃんがこう言うのも、もう慣れっこ。
ケダモノの目は無くして、泣きそうな目になって、いつも顔を背ける。
12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:36:03.53 ID:iR8H+riT0
どうせシャワーも浴びるし、適当に手を拭き終えたらそれでおしまい。
あとは何も言わないで部屋から出て行くのが、何となく決まったルール。
おやすみなさいも言わないで、私は自分の部屋に帰って寝ちゃうのだ。
13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:37:25.90 ID:iR8H+riT0
プロローグ、了
14: ◆3.zMAxtDeOqT[sage saga]
2015/06/10(水) 21:39:20.63 ID:iR8H+riT0
※R18注意です
15:名無しNIPPER[sage]
2015/06/10(水) 23:09:33.28 ID:SYtVmMdao
期待
16:名無しNIPPER[sage]
2015/06/11(木) 00:20:20.30 ID:klToKy2vO
期待
17: ◆3.zMAxtDeOqT[saga]
2015/06/11(木) 21:08:21.48 ID:hzD43Eih0
幼なじみ編 前編
18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 21:09:30.03 ID:hzD43Eih0
お兄ちゃんには幼なじみがいる。
お兄ちゃんと同い年の、少し気の強い女の子。
わたしも今よりずっと小さかった頃はよく遊んで貰ってた。
19:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 21:10:43.38 ID:hzD43Eih0
「最近アンタ、雰囲気変わったわよね」
ある日の通学途中、お姉ちゃんはお兄ちゃんにいきなりそう言い放った。
こんな発言しちゃうんだから、やっぱり『お兄ちゃん専用』だ。
20:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 21:13:48.15 ID:hzD43Eih0
「気のせいだ」
「放課後やけに早く帰るようになったわ」
お兄ちゃんが否定しても、即座にお姉ちゃんは食らい付く。
21:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 21:14:44.94 ID:hzD43Eih0
「…………」
何度かお兄ちゃんの否定を食らって奇妙な沈黙が訪れた。
流石のお姉ちゃんももう諦めたのかな。
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