17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 01:46:19.79 ID:5/94+2Eh0
提督「まあ、良い頃合であったか。笑うことを抑えるのに苦労した」
提督「今まで優秀だからというだけで秘書艦を担当させていた霧島だったが、こうも好感度が高いとはな。嫌われていないとは思っていたが、実際に数値化されると中々嬉しいものだ」
提督「今まで恋人関係なんて考えたことがない女でも、こう恋情を知るに至ると随分と愛おしく思えてくる。不思議なことだ」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:39:17.64 ID:5/94+2Eh0
後日
霧島「最近はなんだかこうしてあなたと食事を取ることが多くなった気がするわ」
提督「そうだな。食事の相手は気兼ねのない者ほど面白くなるから、ついこうなってしまうんだ」
19:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:40:28.82 ID:5/94+2Eh0
霧島「いえ。提督がそうなるところは是非見てみたい気持ちです」
提督「そうか。ならば改めて。俺にとって食事は霧島と行うことが一番好きなんだ。霧島とならなんでも話せるからな」
霧島「それは素敵。私もよ、提督」
20:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:41:48.51 ID:5/94+2Eh0
霧島「運命でさえも偶然に左右されてあたふたすることがあるのね」
提督「そうとも。でも、運命は抜け目ない奴だからな。俺たちが二人きりの至福の時間を過ごせることは奇跡と言っても過言じゃない」
霧島「奇跡。私はそういった数学的じゃない表現は好きじゃないわ」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:42:59.70 ID:5/94+2Eh0
霧島「暖かいわ。胸の奥から熱が溢れてくるよう。あなたの腕の中にいるからよ。決してお酒のためじゃないわ。もしお酒がこの暖かみになれるというなら、中毒者になって死んでもいいわ」
提督「それはよしてくれ。霧島の体に何かあったら、俺は身投げし悲嘆の酒で溺死してしまうことだろう」
霧島「それは嫌! あなたがいなくなるなんて考えるだけでも恐ろしいわ! そんなこと言わないで!」
22:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:44:04.50 ID:5/94+2Eh0
霧島「キス」
提督「え?」
霧島「キスしてくれるなら許してあげる」
23:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:45:24.36 ID:5/94+2Eh0
霧島「提督の優しいキスは好きよ」
提督「それは良かった」
霧島「でも、足りない。気を使って割れ物のように撫でられるだけじゃ私の疼きは止められないの」
24:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 22:59:23.33 ID:5/94+2Eh0
提督「―――――うん? 目が覚めてしまった。男というのは行為の後に疲れて寝てしまっても、早くに起きてしまうものらしい」
提督「霧島は、まだ眠りこけているな。はだけて肌が見えてしまっている。毛布をかけ直そう。さて、喉が渇くな。水を」
提督「霧島との仲は急速に深まった。メガネを持っているからというのもあるが、大きかったのは霧島との趣味の一致だった」
25:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 23:38:51.66 ID:5/94+2Eh0
§
曙「いい加減にしてくれない!? クソ提督!」
提督「うお! びっくりした。何を怒っているんだ?」
26:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 23:40:02.72 ID:5/94+2Eh0
曙「何を言っているのかわかんないんだけど。メガネが原因ならそれを外しなさいよ!」
提督「おい! 曙! 取るな!」
曙「………怒鳴らなくていいじゃない。返すわよ。でも執務の妨げになるなら外しなさい」
27:名無しNIPPER[saga]
2015/06/15(月) 00:55:10.04 ID:p9Ftc6VY0
曙「霧島さんが秘書艦のままだと勤務中にイチャイチャして仕事が滞るからよ!」
提督「霧島は優秀だ」
曙「そうね! 私よりよっぽど事務処理能力は高いわ! でも、それは普段のことよ。今は風船に穴があいたようにどこかにすぐ飛んでっちゃうんだから」
58Res/35.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。