154:名無しNIPPER[saga]
2015/06/23(火) 07:10:58.42 ID:PahCcs/DO
最近、ライは生徒会のメンバーと交流を深めているようだった。
ルルーシュと読書やチェスをしているところを良く見かける。スザクとはノートを貸したり、租界で共に買い食いをしているらしい。教室でリヴァルと異性について話し合っていて、変な知識を植え付けられているようだ。
そして、女子メンバーとの会話も増えてきた。
生徒会の仕事を手伝う事でミレイの助けになっているし、彼女の良き遊び道具になっているようだ。シャーリーとは、つい最近、一緒に買い物をしたらしい。それからは親しげに話しているところを頻繁に目撃する。
唯一、ニーナとはまだ疎遠だった。ライが不用意に話しかけ、読書中だった彼女が驚いて悲鳴をあげるという事件があってから、お互いに距離を測っているようだ。二人とも人見知りなので、仕方ないだろう。後は時間が解決してくれる。
「けっこう慣れてきたんじゃない?」
近頃、お世話係主任に昇進したカレンは、後ろをとことことついて来る少年に言った。
「何にだ?」
「学園での生活よ。最近、生徒会のメンバーと良く一緒にいるから」
「ああ……」
「色々な人達と関わるのは良い事だと思う。そろそろ、何か記憶の手掛かりも見つかりそうなものだと思うのだけど」
「すまない……」
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