522: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/02(水) 16:48:25.11 ID:zMZDMcHDO
「昨日、ナナリーにも言われただろう。まずはその悲観的な所を直せ」
「ナナリーか……」
昨日の夜、ライは初めてナナリーから怒られた。それも生半可なものではない、激怒といっても差し支えない迫力のものだった。
彼女が怒ったのはライが戦闘を行った事に対してではなく、記憶探しのためにカレンを巻き込んだことでもない。
ルルーシュとスザクに介錯を委ねた事、二人以外の人間には何も告げず、この学園から姿を消そうとした事。そういった諸々の判断に対して、ナナリーは強い怒りを覚えたらしい。手が付けられなかった。
その怒りは一時間以上にも及び、ライ達三人の謝罪も一時間以上に及んだ。結果として、屋上での一件でもともと遅れていた夕食会が終わったのは夜の一二時過ぎ。深夜である。
その後、ライはルルーシュと二時間ほどチェスに興じ、眠ったのは午前三時。起床はいつも通りの午前五時。睡眠時間としては少々足りていないというのが現状だった。
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