60:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 10:01:51.94 ID:jrxZ+tTDO
「びっくりしましたよ」
「えぇー。全然、無表情じゃない」
「……?」
手刀と無表情に何の因果関係があるのか分からず、ライは首を傾げた。時折、この生徒会長の論理が飛躍することは知っていたが、それでもなかなか慣れなかった。
「最近ようやく、ルルーシュやリヴァル、スザク君とかと打ち解けてきたみたいだからね」
「……はい。彼らには良くしてもらっています。……あ」
そこまで言ったところで、リヴァルから念押しされていた事を思い出した。
「特に、リヴァルからは良くしてもらっています」
「んー? なんでリヴァルだけ?」
「それは……」
ライは以前、リヴァルから生徒会女子メンバーの情報を教えてもらった事がある。その時から事ある毎に、『俺が協力してるって事、会長に猛プッシュしといてくれよな!』と言われていた。
「リヴァルが何を教えてくれたの?」
「それはもちろん、生徒会女子メンバーの情報についてです」
特に隠す事でも無いと思い、正直に話した。会長が一層ニッコリと笑みを深めた事を、彼女が喜んでいるとライは解釈した。これでリヴァルの評価も上がった事だろう。彼はミレイに気があるらしい。
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