757: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/10/23(金) 23:47:42.96 ID:IFnugpJDO
「私もカレンさんから、ライさんの生活態度には問題があるとお話を聞いたことがあります」
「そ、そうか……」
言いふらされている。しかも、ナナリーにまで密告するとは、なんとも効果的な手段ではないか。お世話係主任の鮮やかな手際に、ライは舌を巻いた。
「着々と外堀を埋められているな」
「どうしてこうなるんだ。僕の私生活を管理する必要なんて、どこにも無いだろう」
「それだけ気にかけられているということさ。喜んでも良いんじゃないのか。なあ、ナナリー?」
「そうですね。ミレイさんがお帰りになる前に、ライさんを改心させちゃいましょう」
両手を合わせて無邪気に言うナナリーは愛くるしい事この上ないが、ライは冷や汗をかいた。まるで悪人のような言われようである。
「改心云々は置いておこう。いま問題なのはカレンと、その親衛隊だ」
「そうだな。これ以上長引けば、"騎士研"がそろそろ動きだすかもしれない」
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